more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

第37回 根岸Sと第72回 川崎記念

遅くなってしまいましたがダートでいいレースが続いていますので、気になったところを言葉にしておきます。 根岸Sはレモンポップ 強かったですねー。直線に向いてから登坂までの馬なりは強さの証と思いながら見守っていました。現地観戦でよかったですね。あ…

川田将雅、初リーディングに寄せて

遅ればせながら。騎手大賞での初リーディングとなりました、とうとう獲りましたね。おめでとうございます。 netkeibaのコラム 以前からnetkeibaではしっかり踏み込んだ自身の解説コラムを読むことができていましたが、リーディング直後に公開されたコラムも…

年度代表馬はイクイノックス

思ったより大差で決まりましたね。2022年度はイクイノックスでした。 公式発表はこちら。 www.jra.go.jp やはり有馬記念の結果が印象深いのでしょう。かたや凱旋門賞帰りのタイトルホルダーと、先を見越したローテーションの中でのイクイノックス。直接対決…

2022年 年末のご挨拶

大掃除は前日までに済ませて、大晦日の今日は自宅から程ないパン屋さんのイートインへ。最寄り駅ではなく通勤途中の駅の近く、このブログを書くことも含めていつもお世話になっています。 カレーパンもフレンチトーストもあんバターパンも、本格こだわりとは…

第39回 ホープフルS と第68回 東京大賞典

どちらのG1も特殊な展開になった印象です。その中で勝ち馬はそれぞれの強さを示していました。 ホープフルSはドゥラエレーデ 横山典弘トップナイフのレースになりました。ペースを握るだけの逃げ馬がいないなと思っていましたが、こういうときのノリさんです…

第67回 有馬記念

イクイノックス、完勝でした。 4コーナー、カッコよかったですね。懸命に手綱を押す1列インのエフフォーリア、大外を捲ってきたボルドグフーシュ、これらを背負って手ごたえ抜群の馬なり。 ちょうど馬場の色が変わるコース、ギリギリ芝のよいところなのでし…

第74回 朝日杯フューチュリティS

ドルチェモア、坂井瑠星の見事なリードに応えました。 抜群のスタートから外枠の馬をけん制するように先頭で流し、2ハロン目からは抑えにかかって、3コーナー手前でオールパルフェを前に迎え入れてからは無理なくギアを落として番手追走に切り替えました。 …

第74回 阪神ジュベナイルフィリーズ

リバティアイランド、理想的なレース展開で戴冠となりました。 サンティーテソーロが作り出したハイペース。ポジションを取って追走する力が求められたようですね。リバティアイランドはスタート後に6枠の2頭にプレッシャーをかけられていましたが下げ過ぎず…

第23回 チャンピオンズカップ

ジュンライトボルト、パワーを要する馬場で切れ味を披露しました。 直線に向いても進路がない中、手綱を手繰りながらひとつひとつ外へ展開。オーヴェルニュ、シャマル、テーオーケインズと前にいる馬を変えながら、ノットゥルノが下がったスペースに進路を見…

第42回 ジャパンカップ

ヴェラアズール、タイトで上がり勝負の厳しいレースを制しました。 直線にはいってすぐ、いったん外にハンドルを切るも諦めて内へ戻るムーアの所作が確認できます。スローペース、末脚に劣る馬から脱落していく展開になりましたので、直線入口ではほとんどの…

第39回 マイルチャンピオンシップ

セリフォスの追い込み一閃、G1に届きました。 序盤で位置取りを下げたときに「これで圏外かな」と思っていたんですけどね、直線の伸びは際立って見えました。スロー寄りに展開して中団外から直線真ん中に展開できることが勝つ馬のポジショニングと読んでおり…

第47回 エリザベス女王杯

ジェラルディーナ、一気に戴冠。母仔でG1制覇となりました。 上位入線馬の馬番が示す通り(順に18、13、15、14、11)、当日の雨は内側の馬場をかなり掘り返していました。インから3列目より外を道中通れたかどうか、これが明暗を大きく分けたように思ってい…

アルピニスタ引退と東京競馬場の国際厩舎

日本時間11/10夜、残念なニュースが舞い込んできました。凱旋門賞馬アルピニスタ引退。ジャパンカップ遠征、実現しませんでした。 RacingPostが報じたニュース記事です。 Arc winner Alpinista has been retired with immediate effect after sustaining a m…

第166回 天皇賞(秋)

イクイノックス、届きましたね。 珍しく内馬場での現地観戦だったのですが、3コーナー付近でのどよめきと4コーナーから直線にはいるにつれてそれがアップセットの期待と予感に変わる場内の雰囲気は確かに伝わってきました。6万人の歓声はいいものです。ター…

第83回 菊花賞

アスクビクターモア、最後の1冠を獲りました。 4コーナーで単独先頭に立った時は「差せる!」と思っていたんですけどね。皐月賞、ダービー、セントライト記念と着順をあげながら粘りこむ力を磨いていったと言うべきなのでしょう。ボルドグフーシュの猛追をギ…

ディープインパクト産駒 生年別G1馬一覧

すでにnetkeibaさんがツイートしていますが、ディープインパクト産駒、平地競走限定でのG1馬一覧を自分でもまとめてみました。 参照したのは以下、2022/10/23時点でのJBIS-Searchのページ。もちろん表記もJBIS-Searchに倣っています。Jpn1制覇のアンジュデジ…

第27回 秋華賞

スタニングローズが三冠阻止、坂井瑠星は初G1制覇となりました。 「1、2コーナーでアートハウスの後ろを取れた」、レース後鞍上のコメントはそのまま大きな勝因のひとつと受け取っております。内回りの阪神2000m、基本は内枠先行にアドバンテージがあります…

第101回 凱旋門賞

アルピニスタ、直前の大雨を克服しての戴冠となりました。 直線に向いて、タイトルホルダーまだ先頭…と思った視線の先に、1頭だけ追い出しを待っている人馬が。うわーと感嘆の声があがってしまいました。その真横からヴァデニ、そして後方のアウトコースで距…

第56回 スプリンターズS

ジャンダルム、とうとうG1に手が届きました。 相当インバイアスの強い馬場コンディションではありましたが、それをきっちり味方につけるシンプルな先行策。荻野極からすればおおよそ想定内の展開だったのではないでしょうか。 それはスタートからの横の動き…

第68回 産経賞オールカマーと第70回 神戸新聞杯

ジェラルディーナ、母を思わせる快勝でした。 ジェンティルドンナの有馬記念も黒帽だったなぁ、と思いながらゴールシーンを眺めておりました。あの時も好位のインをきれいに立ち回っていましたね。 坂を上がってから突き放したあたりには単なる枠順の運だけ…

第76回 朝日杯セントライト記念と第40回 関西テレビ放送賞ローズS

ガイアフォース、競り合いを制しました。 アスクビクターモアの先行策をガイアフォースとローシャムパークが捉えることができるか、というのが事前の見立てでしたが、1~3着でしたから着眼点はおおよそ合っていたようです。 1コーナーまで、三者ともインから…

パシフィッククラシックはフライトラインの歴史的圧勝

フライトライン、凄かったですね。まずはレース映像をご覧くださいませ。もう観たほうが早いです。 www.youtube.com 前走G1メットマイルからこちら、2ハロンの距離延長をこなせるのかに注目が集まっていましたが、杞憂とはまさにこのことでした。 難なくクリ…

エリザベス二世逝去

在位70年、96歳での逝去でした。 年齢が年齢ですし、70周年記念の英ダービーもロイヤルアスコットも現地観戦されていませんでしたので、来るべき時が来たのかと当初は冷静に受け止めていました。でも以下の写真で、少し感慨深くなってしまいましたね。 Highc…

追悼タイキシャトル

先週の日曜にパークウインズ府中へ。記帳を済ませてきました。 90年代後半の名馬がまた1頭逝ってしまった、という感慨をもちながら献花台に向かっておりました。独特な寂しさで名馬の死を迎えている感覚になっていたのは、…多分にこちらが年を取ったせいでし…

第58回 札幌記念

ジャックドール、タフなレースを押し切りました。 パークウインズ府中で観戦していたのですが、1000m59秒台という通過ラップが表示された瞬間に「遅い」というどよめきが起こっていました。 福島記念などの前傾ラップでとばしていくイメージからすれば物足り…

英インターナショナルSはバーイード圧勝

バーイード、とんでもない強さで距離延長を克服しました。 レース結果はJRA-VAN Ver.Worldをご参照ください。 world.jra-van.jp 馬なりでミシュリフを飲み込みながら、アクセルを踏んだ瞬間の強烈なシフトアップ。あの加速とあの着差にバーイードのフィジカ…

タイキシャトル死亡

28歳、苦しんだ様子もなく、老衰による心不全とのことです。 JRAの発表はこちら。 www.jra.go.jp 一報はNPO法人引退馬協会のツイートで知りました。業務の休憩時間にツイッターを開いたのですが、コメントアップから程なくというタイミング。老衰というワー…

第57回 関屋記念

ウインカーネリアンが2番手から押し切りました。スローに過ぎる展開になりましたね。 逃げたシュリの上がりが33.1、勝ち馬の上がりが32.9ですから、後方待機勢はほぼノーチャンスだったことがうかがえます。以下、公式レースラップですね。 12.7-11.4-12.1-1…

自宅療養中の観戦と読み物

タイトルでお察しの通り、陽性判定を受けまして自宅療養中です。 発症直後は39度近くまで発熱していたのですが、いまいまは解熱剤なしで36度台まで戻ってきました。若干鼻が詰まった状態ではありますが、おおむね快方に向かっているようです。 味覚への影響…

第58回 函館記念

ハヤヤッコ、芝ダートの両重賞制覇となりました。 前々走の日経賞、5番手で追走出来ていましたので、1番枠から中団につけられるのではと考えてのピックアップは予想通りでした。あの時の中山の馬場も荒れていましたから、ダート実績と当日の馬場コンディショ…