more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

第76回 朝日杯セントライト記念と第40回 関西テレビ放送賞ローズS

ガイアフォース、競り合いを制しました。

 

アスクビクターモアの先行策をガイアフォースとローシャムパークが捉えることができるか、というのが事前の見立てでしたが、1~3着でしたから着眼点はおおよそ合っていたようです。

1コーナーまで、三者ともインから2、3頭目のラインを目指したようです。直線インを避けたい思惑はあるだろうと思っていましたから、この横のポジション探りはパトロールビデオでみてふむふむと興味深く振り返りました。

向こう正面で外に1列、アスク、ガイア、ローシャムの縦列ができているのは象徴的に見えましたね。

 

公式レースラップはこちら。

12.3-11.0-12.1-12.4-12.5-12.3-12.2-11.7-11.6-11.5-12.2

 

本命はローシャムパークにしたのですが、やっぱり1番枠から外に展開する分、一手余計にかかった印象。横の動きが最も少なく、アスクビクターモアの直後を取れたガイアフォースは枠の並びにも恵まれた印象があります。

とはいえ、11.6-11.5を1頭外を回しながらアスクビクターモアを交わして粘りこむあたりは小倉の圧勝より強さを感じました。

 

キタサンブラックと親子制覇ですが、クロフネの色合いもなかなか見えますので阪神3000mでどうなりますか。ダービー1、2着が不在の菊花賞ですので別路線組も含めてじっくり見極めたいと思っています。

ローシャムパークは菊花賞回避の報。ルメールはギアが上がらなかったとコメントをだしていますので、山藤賞のようなのびのびストライドで自分のタイミングでギアを上げられる流れではなかったと受け取りました。もっと筋力がついてくることで解消するのでないかと、この回避は好意的に受け止めています。

 

ローズSも少しだけ。アートハウスが川田らしい勝ち切る競馬で重賞初制覇となりました。

 

1コーナー手前から囲まれる展開。アートハウスは行き場を探して、一方の川田はそれを抑えて。結果として左右に首を振りながらの追走になりました。

12.2~3のペースに納得感のなかったアートハウスですが、もう少し距離が短いとそれはそれで自身の持ち味とうまくマッチするかどうか。優れたマイラーという可能性はありますけどね。

ただ今回、少なくとも秋華賞トライアルという観点から川田はあえて「馬群の中」を選択したように見えています。メイケイエールのクラシックのような破綻はなく、一応の結果はでましたね。

 

前残りの中京の馬場を考えるとサリエラの2着は次が楽しみな内容と思っていましたが、こちらは秋華賞回避と伝わっています。古馬での大成に期待はもてる一方、阪神2000mでのパフォーマンスも観てみたかったですね。

 

もうひとつ。日曜中京のメイン、ダート1800mのJRAアニバーサリーS。フラーレンの逃げ切りがちょっと印象深く。

もともと雨のところレース直前に強い雨が。フジの中継で観ていましたが解説の方の表現そのまま「えげつない」不良馬場になっていました。

坂井瑠星が迷いませんでしたね。こういう馬場は直線でバテも差しもないなだれ込みになるケースが想像できましたので、瑠星行ってくれないかなという単勝買い。見事に成功しました。

もともと意識して先行策をとるジョッキーですが、鞍下のスタミナの底をよく捉えられているレースと映っています。リーディング上位に名前を連ねている理由の一端が見えた気がしました。海外遠征の経験も活きているのでしょうね。

 

最後に。

さて、今週末も台風に祟られております。オールカマーはデアリングタクトとヴェルトライゼンデに注目していますが、馬場がねぇ。。。

特に優駿でデアリングタクトの幹細胞手術の経緯を知ってからは、残りの競走生活をぜひ無事にという思いが芽生えております。カネヒキリの記憶がありますからね。あまりひどい馬場にならないことを祈りながら週末の競馬を見守ることになりそうです。