more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

英インターナショナルSはバーイード圧勝

バーイード、とんでもない強さで距離延長を克服しました。

レース結果はJRA-VAN Ver.Worldをご参照ください。

world.jra-van.jp

馬なりでミシュリフを飲み込みながら、アクセルを踏んだ瞬間の強烈なシフトアップ。あの加速とあの着差にバーイードのフィジカルの凄さが現れていると思いました。

正面からの映像も確認しましたが、ミシュリフの真後ろからひとつ外にだしても待てるんですよね。圧倒的なフィジカルに加えてこの操縦性も加味しているあたりが、向かうところ敵なしという印象をより強くしています。

唸りながら待っている、勝負どころでのあの様はタイキシャトルにも通じると思って観ていました。現地ではフランケルとの比較になっているようですね。強いマイラーはこうでないと。

 

競走馬のパフォーマンスに圧倒される瞬間というのは不思議な心地になるんですよね。畏怖をはらんだ高揚感といいますか。上手く表現につながらないのはこちらの語彙力もあるのでしょう。でもこの心地がファンを続けている動機のひとつのように思います。すごいもの、観たいですものね。

 

netkeibaさんが個別ラップをツイートしていました。ラスト1ハロンをあのラップでまとめられる地力、というあたりですね。

 

レース前のMahmoudさんによる父シーザスターズとの特徴の比較が面白く。バーイードの加速の鋭さは感じ取っていましたが、「日本馬に例えるならSea the Starsクロフネ、Baaeedはオルフェーヴルくらいのピッチレンジ」と言われると、かなりのギャップを覚えますね。

 

 

次走は英チャンピオンS、それがラストランになるとのこと。凱旋門賞という声がTLに炸裂していますが、経験してきた追走スピードが全然違いますからね。妥当な選択と受け取っています。

それよりもあと一戦しか観られないのが何とももったいない。できれば生で観たいですね。すばらしいパフォーマンスを期待しています。