more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年 年末のご挨拶

この大晦日は午前中にGallop最新号を購入して、冒頭に掲載されている武豊と友道師のコメントを確認しておりました。 ドウデュースは復活や逆襲という形容がしっくりくるようになっていますね。いつも泰然自若とした本馬の性格からは少し力みの強い印象があり…

第40回 ホープフルS と第69回 東京大賞典

ホープフルSは平日の業務がありますので不完全燃焼な予想になりました。一方の東京大賞典は現地観戦、ある程度予想のピントを合わせながら観戦できました。 ホープフルSはレガレイラ 史上初めて牝馬がG1のホープフルSを制しました。2歳牝馬にしてはしっかり…

第68回 有馬記念

ドウデュース、秋3戦目で決めてくれました。さすが武豊、ですね。 後方待機から3コーナーで進出、一気に捲り上げて4コーナーではイン2番手のスターズオンアースに追いつきました。明らかに他馬と異なる加速力、すごかったですねぇ。有馬記念はこうして外を捲…

第75回 朝日杯フューチュリティS

ジャンタルマンタル、川田のリードで決めました。 最初のコーナーまで引っかかっていたダノンマッキンリー。鞍上ルメールは直線まで前に馬を置いて気持ちを収めておきたかったのでしょう、3コーナー過ぎにラチ沿いから離れてひとつ外で進んでいたクリーンエ…

第75回 阪神ジュベナイルフィリーズと香港国際競走

やっぱりせわしない観戦になりますね。 できればG1とG1の間隔が30分くらいは空いていてほしいですね。特に阪神JFと香港スプリントは10分しかないので、どうしても余韻を味わうという情緒が削られてしまいます。 ジョッキーも日本と香港に分かれてしまうわけ…

第24回 チャンピオンズカップ

レモンポップ、距離延長を克服しての中央ダートG1ダブル制覇となりました。 大外枠、初の1800m、初の2ターンと初物尽くしのチャレンジとなりましたが、見事に克服してしまいました。1コーナーまでに先頭は難しいのではないかと思っていましたが、他馬の動向…

第43回 ジャパンカップ

イクイノックス、見事に有終の美を飾りました。 直線入口付近で現地観戦していましたが、早々にルメールが追撃態勢にはいっているのがわかりました。同じパンサラッサの逃げだった昨年の天皇賞秋では、もっと直線で形をつくってからの追い出しでしたので、そ…

第40回 マイルチャンピオンシップ

ナミュール、G1馬になりましたね。 当日の乗り替わり、天皇賞秋も衝撃でしたがこちらもまたなかなかにショックでしたね。ライアン・ムーアの落馬負傷で藤岡康太へスイッチ。鞍上弱化という主旨のコメントがX上でも飛び交っていましたが、単なる揶揄は別にし…

第48回 エリザベス女王杯

ブレイディヴェーグ、史上最少キャリアで女王戴冠成りました。 ほぼジャンプスタートで内ラチへよれる出遅れ。ここから巻き返してポジションを取ったあたりの鞍上の判断と呼応できた鞍下の仕上がりと。スローが見えていましたから、このアクションはとても妥…

JBC 2023とBreeders' Cup 2023

大井は現地観戦、サンタアニタはリアタイ観戦と、充実していたようですね。レース数が多いので気になったことだけまとめておこうと思います。 JBC 2023の結果 勝ち馬をまとめておきましょう。 JBCレディスクラシック:アイコンテーラー JBCスプリント:イグ…

第168回 天皇賞(秋)

イクイノックス、世界レコードで世界最強の評価に応えました。凄かった。 57.7に府中のスタンドがどよめいていましたね。自分はジャックドール、ガイアフォース、イクイノックスの並びと間隔からもう少しペースが落ち着いていると思ったのですが、想像以上に…

第84回 菊花賞

ドゥレッツァ、5連勝で一気の戴冠となりました。もうルメールが凄すぎですね。 スタート直後、外枠からきれいに先行するファントムシーフに感嘆していたところ、その外から上がっていく馬が。まさかドゥレッツァがハナまであるとは思いませんでした。パクス…

第28回 秋華賞

リバティアイランド、史上7頭目の牝馬三冠を達成しました。つよかったー。 直線を待たずにスパートを開始した瞬間、熱かったですね。どうやらソレイユヴィータの外から進出を開始した時点で早くも左手前にスイッチしていた模様。鞍上の意を汲んでギアを上げ…

ソダシ、デアリングタクト引退

10月にはいって、立て続けに名牝引退の報に触れることになりました。 どちらも長い競走生活でしたので、印象に残る場面が多々ありますね。それぞれいま思いつくところを書いておきたいと思います。 ソダシは脚部不安から引退 10/5付、ソダシの競走馬登録抹消…

第102回 凱旋門賞

エースインパクト、豪快な追い込み勝ちでした。切れましたねー。 スローが予想されていましたが、案の定というゆったりしたペース。馬場がよいとなおのことスローになるのは道理でしょう。 クリスチャンはあわてずに後方外目へポジショニング。直線に向いて…

第57回 スプリンターズS

ママコチャ、一気にスプリントG1奪取となりました。 スタートから左右への進路変更はとても少なく、直線少し掘れたインを避ける形で内ラチから3頭分ほど外のコースを通ることができました。枠順と馬場コンディションがマッチした面は大きいと思います。 もち…

相対化されつつある凱旋門賞

会社帰りに「優駿」を熟読する時間はよいですね。至福のひと時です。 秋のG1を展望する記事はこの時期ならではのもの。自身の評価との一致やギャップを感じながら近況を読み進めていくと、どんな期待感で秋開催を迎えるのかという心の準備が少しずつできてき…

第69回 産経賞オールカマーと第71回 神戸新聞杯

両トライアル、面白い内容でしたね。終わってみればリーディング争いの2人がきっちり仕留めるという結果でした。さすがです。 オールカマーはローシャムパーク 横山和生も他の陣営も、タイトルホルダーが100%の仕上がりでないという評価で臨んでいることがビ…

第6回 コリアカップと日本競馬の立ち位置についての心象

コリアカップ、コリアスプリントとも、日本馬が圧倒する結果になりました。 川田は直接的な表現を避けてインタビューに答えていましたが、いずれも格の違いというべき内容でしたね。 KRBC RACEというYouTubeチャンネルでは中継映像がアーカイブとしてアップ…

第8回 紫苑SとエニフSとの符合

モリアーナ、後方一気で差し切りました。すごい脚でしたね。 先行勢が突っ込んだラップを作ったことも大きいのでしょうが、後方インで待機していたモリアーナがゴール前届くとは。レース運びもスタミナもしっかり示して、いわゆる勝ちパターンに持ち込んだの…

第59回 札幌記念

プログノーシス、強い勝ち方でした。本格化というより十分でない出来であのパフォーマンスかと驚いているばかりです。 ウインズで観ていたのですが、1コーナーでヒシイグアスのインにはいり、インからスルスルとポジションを上げて、3コーナーも外を回らず直…

第58回 関屋記念 と 第59回 小倉記念

パークウインズ府中、ゆるゆると夏競馬を堪能するにはよいロケーションです。だいぶ味を占めていますね。 府中競馬正門前に乗り入れる急行があれば完璧なのですが、府中の開催日以外は臨時停車しませんので府中駅から歩く形をとりました。お昼過ぎに到着、午…

ジャパンダートダービー総括(歴代結果一覧、レースラップ一覧)

今年で区切りになりますので、一覧をまとめつつ振り返ってみました。 まずはプレーンな歴代結果一覧から。ペースの表記はnetkeibaを参考にしつつ公式結果のレースラップから算出しています。 開催日 勝ち馬 騎手 タイム ペース 2着馬 3着馬 1999/7/8 オリオ…

第25回 ジャパンダートダービー

ミックファイア、印象的な末脚で南関3冠を制しました。 現地でも3、4コーナーでミトノオーが突き放しにかかったのは見て取れました。3コーナーで外に振られたミックファイアの手綱が動いていて、一方のユティタムも早めの追撃へ。このあたりはテンション上が…

第46回 帝王賞

メイショウハリオ、史上初の帝王賞連覇成りました。いいレースでしたね。 インから抜け出すクラウンプライド、外から差し込むメイショウハリオ、ワンテンポ遅れてなお末脚を伸ばしたテーオーケインズ。ダート戦線の番付に変化がないことを証明する直線の攻防…

第64回 宝塚記念

イクイノックス、現役最強そして世界最強を示す追い込み勝ちでした。 スタートを五分に出てホッとしつつ、プレッシャーを受けて後方に下がった時はかなり意気消沈モードになり、4コーナーでグーンと上がってきたときは一気にテンションがあがり、直線入口で…

アーモンドアイ顕彰馬選出と制度設計について

アーモンドアイ、今年は無事に選ばれましたね。 得票数96.6%、200/207票を集めての選出ですからちょっと強迫的な印象も覚えますが。牝馬三冠を含んでの歴代最多G1・9勝、これだけで「競走成績が特に優秀であると認められる」でよいですものね。 JRAの発表は…

第73回 安田記念

ソングライン、見事な連覇達成となりました。強かった。 直線目いっぱい使って末脚を伸ばし切りましたね。インで我慢したセリフォスも道中ひとつ後ろで待機していたシュネルマイスターも押さえてのゴールイン。道中のペースもポジションも受けに回って直線を…

英ダービーはオーギュストロダンが快勝

ディープインパクト最終世代から何と英ダービー馬が出てしまいました。日本に繁殖牝馬を送って種付けするところから、クールモアとバリードイルの挑戦はひとつの結実に至りました。しかし死してなおこの威光、まさにディープなインパクトですね。 JRAの発表…

第90回 東京優駿

タスティエーラ、アップダウンの激しい展開を制しました。サトノクラウンきましたねー。 スタートからダミアン・レーンは前々で運ぶことを意識していたようです。かなり勢いのついたシーズンリッチに外から被せられながらの1コーナー、ここで引くことはあり…