more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

第54回 高松宮記念

マッドクール、ナムラクレアの追撃を凌ぎ切りました。 坂井瑠星はスタートからかなりアクション大きくプッシュしていましたが、ちらっと右側を見てから手綱を控えてスピードのコントロールに切り替えました。 ここで深追いをしない判断、事前に想定していた…

シュトラウスの気性と北村宏司とダンスインザムードの記憶と

1開催分、何も投稿していないのはさすがにやり過ぎと反省しているところです。 とはいえ、花粉症は続いていますし、花粉症は続いていますし。きついですね。平日の仕事も休日に食い込んでいますから、なかなか時間の工面が難しい時期にはいっております。ち…

第41回 フェブラリーS

なんとペプチドナイルが押し切ってしまいました。 前半3ハロン通過の33.9がターフビジョンに表示された際は、スタンドのどよめきはなかなかのものでした。逃げのドンフランキーが外枠、1400mベスト&周囲に同型馬が見当たりませんでしたから、ある程度マイペ…

カタールの国際招待競走、アミール・スウォード・フェスティバルについて調べてみた

今週末、フェブラリーSに重なる形で開催されるカタールのイベントについてです。 メイン競走アミールトロフィーには、日本からサトノグランツ、ゼッフィーロ、ノースブリッジの3頭が参戦。今年から賞金が増額されたことも大きいでしょう、日本関係者の注目度…

イクイノックス、ジャパンカップが世界一の評価に ~LONGINES World's Best Racehorse Rankings 2023

ようやく1/23にグリーンチャンネルで放送した今年最初の「ALL IN LINE」を観ることができました。速報はXのTLでみていたんですけどね、ゆっくり解説を確認いたしました。 イクイノックスは135、エルコンドルパサーを超えて日本競馬史上最高の評価を獲得し、…

どうするキタサンブラック

ウマ娘と大河ドラマのアウトラインは似ているように見えますね、というお話。 大河ドラマの史実と解釈(脚色) 昨年末で「どうする家康」が終わりまして、今年からは「光る君へ」が始まっています。「どうする…」はきっかけがあって観始めてからかかさずラス…

年度代表馬はイクイノックス

イクイノックス、文句なしの2年連続年度代表馬選出でした。 JRAのリリースはこちら。 www.jra.go.jp 記者投票の内訳はこちら。 www.jra.go.jp 宝塚記念、天皇賞秋そしてジャパンカップと国内G1を3勝。そしてドバイシーマクラシックからこちら、世界No.1のレ…

2023年 年末のご挨拶

この大晦日は午前中にGallop最新号を購入して、冒頭に掲載されている武豊と友道師のコメントを確認しておりました。 ドウデュースは復活や逆襲という形容がしっくりくるようになっていますね。いつも泰然自若とした本馬の性格からは少し力みの強い印象があり…

第40回 ホープフルS と第69回 東京大賞典

ホープフルSは平日の業務がありますので不完全燃焼な予想になりました。一方の東京大賞典は現地観戦、ある程度予想のピントを合わせながら観戦できました。 ホープフルSはレガレイラ 史上初めて牝馬がG1のホープフルSを制しました。2歳牝馬にしてはしっかり…

第68回 有馬記念

ドウデュース、秋3戦目で決めてくれました。さすが武豊、ですね。 後方待機から3コーナーで進出、一気に捲り上げて4コーナーではイン2番手のスターズオンアースに追いつきました。明らかに他馬と異なる加速力、すごかったですねぇ。有馬記念はこうして外を捲…

第75回 朝日杯フューチュリティS

ジャンタルマンタル、川田のリードで決めました。 最初のコーナーまで引っかかっていたダノンマッキンリー。鞍上ルメールは直線まで前に馬を置いて気持ちを収めておきたかったのでしょう、3コーナー過ぎにラチ沿いから離れてひとつ外で進んでいたクリーンエ…

第75回 阪神ジュベナイルフィリーズと香港国際競走

やっぱりせわしない観戦になりますね。 できればG1とG1の間隔が30分くらいは空いていてほしいですね。特に阪神JFと香港スプリントは10分しかないので、どうしても余韻を味わうという情緒が削られてしまいます。 ジョッキーも日本と香港に分かれてしまうわけ…

第24回 チャンピオンズカップ

レモンポップ、距離延長を克服しての中央ダートG1ダブル制覇となりました。 大外枠、初の1800m、初の2ターンと初物尽くしのチャレンジとなりましたが、見事に克服してしまいました。1コーナーまでに先頭は難しいのではないかと思っていましたが、他馬の動向…

第43回 ジャパンカップ

イクイノックス、見事に有終の美を飾りました。 直線入口付近で現地観戦していましたが、早々にルメールが追撃態勢にはいっているのがわかりました。同じパンサラッサの逃げだった昨年の天皇賞秋では、もっと直線で形をつくってからの追い出しでしたので、そ…

第40回 マイルチャンピオンシップ

ナミュール、G1馬になりましたね。 当日の乗り替わり、天皇賞秋も衝撃でしたがこちらもまたなかなかにショックでしたね。ライアン・ムーアの落馬負傷で藤岡康太へスイッチ。鞍上弱化という主旨のコメントがX上でも飛び交っていましたが、単なる揶揄は別にし…

第48回 エリザベス女王杯

ブレイディヴェーグ、史上最少キャリアで女王戴冠成りました。 ほぼジャンプスタートで内ラチへよれる出遅れ。ここから巻き返してポジションを取ったあたりの鞍上の判断と呼応できた鞍下の仕上がりと。スローが見えていましたから、このアクションはとても妥…

JBC 2023とBreeders' Cup 2023

大井は現地観戦、サンタアニタはリアタイ観戦と、充実していたようですね。レース数が多いので気になったことだけまとめておこうと思います。 JBC 2023の結果 勝ち馬をまとめておきましょう。 JBCレディスクラシック:アイコンテーラー JBCスプリント:イグ…

第168回 天皇賞(秋)

イクイノックス、世界レコードで世界最強の評価に応えました。凄かった。 57.7に府中のスタンドがどよめいていましたね。自分はジャックドール、ガイアフォース、イクイノックスの並びと間隔からもう少しペースが落ち着いていると思ったのですが、想像以上に…

第84回 菊花賞

ドゥレッツァ、5連勝で一気の戴冠となりました。もうルメールが凄すぎですね。 スタート直後、外枠からきれいに先行するファントムシーフに感嘆していたところ、その外から上がっていく馬が。まさかドゥレッツァがハナまであるとは思いませんでした。パクス…

第28回 秋華賞

リバティアイランド、史上7頭目の牝馬三冠を達成しました。つよかったー。 直線を待たずにスパートを開始した瞬間、熱かったですね。どうやらソレイユヴィータの外から進出を開始した時点で早くも左手前にスイッチしていた模様。鞍上の意を汲んでギアを上げ…

ソダシ、デアリングタクト引退

10月にはいって、立て続けに名牝引退の報に触れることになりました。 どちらも長い競走生活でしたので、印象に残る場面が多々ありますね。それぞれいま思いつくところを書いておきたいと思います。 ソダシは脚部不安から引退 10/5付、ソダシの競走馬登録抹消…

第102回 凱旋門賞

エースインパクト、豪快な追い込み勝ちでした。切れましたねー。 スローが予想されていましたが、案の定というゆったりしたペース。馬場がよいとなおのことスローになるのは道理でしょう。 クリスチャンはあわてずに後方外目へポジショニング。直線に向いて…

第57回 スプリンターズS

ママコチャ、一気にスプリントG1奪取となりました。 スタートから左右への進路変更はとても少なく、直線少し掘れたインを避ける形で内ラチから3頭分ほど外のコースを通ることができました。枠順と馬場コンディションがマッチした面は大きいと思います。 もち…

相対化されつつある凱旋門賞

会社帰りに「優駿」を熟読する時間はよいですね。至福のひと時です。 秋のG1を展望する記事はこの時期ならではのもの。自身の評価との一致やギャップを感じながら近況を読み進めていくと、どんな期待感で秋開催を迎えるのかという心の準備が少しずつできてき…

第69回 産経賞オールカマーと第71回 神戸新聞杯

両トライアル、面白い内容でしたね。終わってみればリーディング争いの2人がきっちり仕留めるという結果でした。さすがです。 オールカマーはローシャムパーク 横山和生も他の陣営も、タイトルホルダーが100%の仕上がりでないという評価で臨んでいることがビ…

第6回 コリアカップと日本競馬の立ち位置についての心象

コリアカップ、コリアスプリントとも、日本馬が圧倒する結果になりました。 川田は直接的な表現を避けてインタビューに答えていましたが、いずれも格の違いというべき内容でしたね。 KRBC RACEというYouTubeチャンネルでは中継映像がアーカイブとしてアップ…

第8回 紫苑SとエニフSとの符合

モリアーナ、後方一気で差し切りました。すごい脚でしたね。 先行勢が突っ込んだラップを作ったことも大きいのでしょうが、後方インで待機していたモリアーナがゴール前届くとは。レース運びもスタミナもしっかり示して、いわゆる勝ちパターンに持ち込んだの…

第59回 札幌記念

プログノーシス、強い勝ち方でした。本格化というより十分でない出来であのパフォーマンスかと驚いているばかりです。 ウインズで観ていたのですが、1コーナーでヒシイグアスのインにはいり、インからスルスルとポジションを上げて、3コーナーも外を回らず直…

第58回 関屋記念 と 第59回 小倉記念

パークウインズ府中、ゆるゆると夏競馬を堪能するにはよいロケーションです。だいぶ味を占めていますね。 府中競馬正門前に乗り入れる急行があれば完璧なのですが、府中の開催日以外は臨時停車しませんので府中駅から歩く形をとりました。お昼過ぎに到着、午…

ジャパンダートダービー総括(歴代結果一覧、レースラップ一覧)

今年で区切りになりますので、一覧をまとめつつ振り返ってみました。 まずはプレーンな歴代結果一覧から。ペースの表記はnetkeibaを参考にしつつ公式結果のレースラップから算出しています。 開催日 勝ち馬 騎手 タイム ペース 2着馬 3着馬 1999/7/8 オリオ…