more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

自宅療養中の観戦と読み物

タイトルでお察しの通り、陽性判定を受けまして自宅療養中です。 発症直後は39度近くまで発熱していたのですが、いまいまは解熱剤なしで36度台まで戻ってきました。若干鼻が詰まった状態ではありますが、おおむね快方に向かっているようです。 味覚への影響…

第58回 函館記念

ハヤヤッコ、芝ダートの両重賞制覇となりました。 前々走の日経賞、5番手で追走出来ていましたので、1番枠から中団につけられるのではと考えてのピックアップは予想通りでした。あの時の中山の馬場も荒れていましたから、ダート実績と当日の馬場コンディショ…

第24回 ジャパンダートダービー

ノットゥルノ、雨の残る良馬場を押し切りました。 リコーヴィクターが積極策。主張が中途半端になったペイシャエスの鼻先をかすめて先頭へ。ひとつ内枠のコマンドラインもそれを追随しての先行策。ノットゥルノはこれらの動きを大外枠からじっくり見ながらポ…

競馬は平和の象徴、と語り続けたい

蛮行、凶行といった言葉が飛び交う世界線になっております。 まず何より、こうした形での元首相の死は残念でなりません。職場でのオンライン会議直前に速報をみたときは目を疑ってしまいました。 メディアを通じてなかなかにショッキングな映像やニュースに…

第63回 宝塚記念

タイトルホルダー、スピードの持続力で圧倒しました。 パンサラッサが煽り気味のスタートだったとはいえ、タイトルホルダーがしっかりダッシュして先手を取り切ってしまうとは。パンサラッサの二の脚を待つ余裕がありましたね。並びかけてきたところでピッチ…

3歳ダート三冠競走の創設と『日本競馬の「国際化」を可能な限り言語化してみる(4.5)』

ようやくというべきでしょうか、3歳ダート路線にまとまった指針がでましたね。 3歳ダート三冠競走の概要 NARの発表はこちら。 www.keiba.go.jp 要点を箇条書きするとこんなところでしょうか。 羽田盃、東京ダービーをJpn1に格付け 1着賞金の増額、羽田盃は35…

2022年の顕彰馬選出なし

現行制度の特徴がしっかり現れた結果となりました。殿堂入りなしは端的にさびしい限りです。 JRAの発表はこちら。 www.jra.go.jp 投票者数202名の3/4(75%)以上の票数獲得で選出となるルールですが、今年はアーモンドアイとキングカメハメハが144票(71.3%…

第72回 安田記念

ソングライン、上がり勝負を制しました。 ダノンザキッドが3コーナーで2番手に押し上げていたのが象徴的と思って観戦していました。3、4コーナーで凝縮する馬群はスローで流れているサインでよかったようです。 残り1000~600の2ハロン、おおよそ3、4コーナ…

第89回 東京優駿 (日本ダービー)

ドウデュース、レースレコードで世代の頂点に立ちました。 1コーナーをそつなくクリアした後はずーっとワクワクしっぱなしでした。ダノンベルーガ、ジオグリフの直後というかなりベターなポジションをキープしつつ、外からの圧がない状態。4コーナー出口の遠…

武豊、6度目のダービー制覇

興奮冷めやらぬまま、そのまま浮かんだ言葉を書いておきたいと思います。ドウデュース、見事に差し切ってくれました。 40代男性が全力で叫ぶ機会は1年にどれくらいあるでしょうね。現地のスタンドで観戦、末脚全開で一気に先頭に立ったあたりから何やら両手…

ダービーの外枠とトラックバイアス

日付変わってダービー前日になりました。 平日の業務を終えまして、過去のダービーの映像や追い切り後のインタビューを順番になぞりつつ、内枠各馬のスタートはどうだったかなどと過去のレースをチェック。時間がどんどん過ぎていきますが、充実感がございま…

第83回 優駿牝馬

スターズオンアース、鮮やかな2冠達成となりました。 大外枠は言われるほど不利ではない認識でしたが、それにしても鮮やかでしたね。15分発走が遅れた状況下、スタートが決まらない馬や大きく左右にふらついてしまった馬、その煽りを受けてしまった馬が多か…

パールコードの記憶を紐解きながら雨に悩む

オークス前日です。週中は好天に恵まれていましたが、土曜の東京は昼前から雨。当日への影響がどうなることかとなかなか悩ましい週末になってきています。 桜花賞馬スターズオンアースではなく、忘れな草賞を勝ったアートハウスを選んだリーディングジョッキ…

第17回 ヴィクトリアマイル

ソダシ、圧巻の走りでした。鮮やかで、強かったですね。 現地観戦だったのですが、ゴール直後の拍手、拍手。コロナ以降、最も集客をしたであろう府中のスタンドで直接聞くことができてよかったです。マスクをしている分、表現方法は変わっていますが、ソダシ…

第27回 NHKマイルカップ

ダノンスコーピオン、川田のリードに応えてのG1制覇でした。 大外枠とコンディションで疑問符がついていたのがレース前の評価でしたが、見事に乗り切ってしまいました。アーリントンカップから中2週、決して絶好調ではなかったと思っていますが、縦長になっ…

第165回 天皇賞(春)

タイトルホルダー、ペースを支配して7馬身差の圧勝でした。 あっという間に先手を取り切ってしまいましたね。クレッシェンドラヴの鞍上が全力でプッシュしていましたが、ファーストコーナーを待たずに単騎逃げの形をつくることに成功していました。他馬が抵…

春の東京開催初日

皐月賞週までの中山ロング開催が終わって、春競馬の舞台は東京競馬場に移動。抽選で入場券が当たりましたので、開催初日の土曜日は現地観戦となりました。 驚いたのは京王線のダイヤ。東府中に特急が止まりましたよ。コロナ前の競馬開催日は東府中に急行や特…

第82回 皐月賞

ジオグリフ、すべてが噛み合っての1冠奪取でした。 4コーナーで先行せざるを得なかったイクイノックスを射程に捉えたあたりで、ほぼジオグリフで勝負あったと見ていました。 前走共同通信杯では先行策を取れたこと(好スタートから少し引っ張ってポジション…

第82回 桜花賞

スターズオンアース、馬群を捌いてタフなスパートを見せてくれました。 ウォーターナビレラ武豊はいつもの好スタートから2番手を確保。ラブリイユアアイズ坂井瑠星が外枠から主張しましたがこれを交わすには至らず、前走ダート短距離の最低人気カフジテトラ…

フラヴィアン・プラ

3月の記事ですが、南カリフォルニアを中心に騎乗していたフラヴィアン・プラ Flavien Prat が、今シーズンの春夏、ニューヨークに拠点を移すという内容です。 www.drf.com ドバイワールドカップはフランキー騎乗のカントリーグラマーが勝利したわけですが、…

第66回 大阪杯

ポタジェ、初重賞制覇がG1となりました。 まさかスタートが決まってダッシュしているジャックドールの近くまで進出できるとは思いませんでした。出していって、控えての5番手で1コーナーへ。阪神2000mというロケーションで、エフフォーリアの前に入り込んで1…

ヒトツ、オーストラリアンダービー制覇

ロイヤルランドウィックからうれしい一報が届きました。 netkeibaの記事はこちら。 news.netkeiba.com Racing Austraria のResultsはこちら。 racingaustralia.horse レース後のジョッキーコメントは以下。Racing.comで見つけました。 www.racing.com 元々こ…

第52回 高松宮記念

ナランフレグ、インの厳しい進路をよく抜けてきました。 直線に向いてレシステンシアとジャンダルムの間が空いたところ、鮫島の見事なリードでそのコースを主張したトゥラヴェスーラ。ひとつタイミングが遅れたナランフレグはインに押し込まれ気味に。軽くつ…

2022 Dubai World Cup meeting

日本馬快挙の報が続きました。すごかったですね。 サウジカップディからの転戦組も含めて史上最多22頭での参戦となった日本調教馬。日本ではアルクオーツスプリントを除くG1、計4レースが馬券販売されましたが、その前のG2も販売しないといけませんでした。…

第70回 日経賞

タイトルホルダー、地力を示す逃げ切りでした。 わかりきっている戦略でも能力が違うとこうなりますね。「1番人気」「日経賞」「逃げ切り」というキーワードですとシンボリルドルフが記憶から引っぱり出せる訳ですが、皇帝の睥睨するような逃げとはまた趣き…

クラシック三冠で問われるもの

先日、グリーンチャンネルの『栄光の名馬』でコントレイルが取り上げられていました。録画しておいたのを先ほど拝見。ラストラン後の福永のインタビューを見ながら、少し思いついた言葉を書いておきます。 「3000m走れる馬ではないんですよ」。感極まった表…

第58回 金鯱賞

ジャックドール、5連勝となるレコード勝ちでした。 ほぼ隊列が決した1コーナーでおおむね逃げ切りかなとイメージがつきましたね。それだけスタートからのスピードの乗り方は他馬につけ入るスキを見せないそれだったと思っています。 初速に劣ると思っていた…

第59回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念

アスクビクターモア、先行策が活きました。 外枠から早めに先行策という判断になったようですね。田辺の準備が奏功したと思いますが、これに応えた馬の成長も見逃せないところ。 よくもわるくもレース後半の展開の鍵になったロジハービンの捲りに合わせて、…

2022 Saudi Cup Day

日本馬席巻という1日となりました。ルメールデーといってもいいかもしれませんね。 花粉症にやられながら仕事をしていたこともあり、ようやく録画していたグリーンチャンネルの中継を通しで確認。 3回目となったサウジカップデー、サウジカップはG1、それ以…

第39回 フェブラリーS

カフェファラオ、速かったですね。 スタートからスムーズに好位に取りつく姿を見て「上手くいっているな」と思い、4コーナーの充実ぶりで連覇を確信させられました。肝心な内容は「堀先生に聞いてください」ととぼけた福永の、実にそつのない騎乗が見事でし…