more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

パシフィッククラシックはフライトラインの歴史的圧勝

 

フライトライン、凄かったですね。まずはレース映像をご覧くださいませ。もう観たほうが早いです。

www.youtube.com

 

前走G1メットマイルからこちら、2ハロンの距離延長をこなせるのかに注目が集まっていましたが、杞憂とはまさにこのことでした。

難なくクリアしたどころか、2着のドバイワールドカップ馬カントリーグラマーに19馬身1/4差をつけてしまいました。これまでの同レース最大着差がアクセラレイトの12馬身半ですから、これを大幅に更新。

鞍上フラヴィアン・プラは直線で2度ほど後ろを振り返り、最後は追う動作を止める余裕。圧巻でした。

そういえばアクセラレイトもフライトラインと同じJ.サドラー師の管理馬。調教方針も大いにパフォーマンスへ影響したことでしょう。

JRA-VAN Ver.Worldのレース結果はこちら。

world.jra-van.jp

 

この圧勝劇でワールドベストホースランキングも歴史的なレーティングに。8月時点でのフライトラインは127、バーイードの128に次ぐ数値でしたが、最新の発表では139!

https://www.ifhaonline.org/resources/WTRRankings/LWBRR.asp?batch=93

 

補正される前の歴代トップはダンシングブレーヴの141(補正後は138)、現在はフランケルの140。アメリカ馬の歴代トップはシガー(!)の135。

シガーの記録は1996年のドンハンデキャップ、1996年って自分が競馬を始めた年ですから。。。キャプテンスティーブもアメリカンファラオもアローゲートも135に届いていなかったんですね。

カントリーグラマーやホイットニーSを勝ったライフイズグッド(ドバイは4着)が物差しになったかな。19馬身超の着差に加えて上記の馬のパフォーマンスも考慮されて高評価になったものと推察しています。

 

次走は少し間隔を空けてBCクラシックへ直行とのこと。レーンズエンドファームへの種牡馬入りも決まり、あとはどこまで現役を続行するかという点に興味が移ることになりそうです。

 

そうそう、鞍上のフラヴィアン・プラについて記事を書いたとき「「ライフタイムホース」に出会うことで名実が伴うのかな」などと表現をしておりました。その時点ではマリブSの快勝は念頭にありましたが、まさかここまでの存在になるとは。出会っちゃいましたね、ライフタイムホース。

keibascore.hatenablog.com

 

あとは未対戦のエピセンター、サイバーナイフ、ライフイズグッド、ミシュリフなどを相手にBCクラシックで結果を残せるか。あのパフォーマンスですから、疲労回復など自身との戦いが最大のポイントかもしれません。BCの景色が一気に変わりました、楽しみですね。