more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

2018-01-01から1年間の記事一覧

年末のご挨拶

2018年、最後の投稿になります。 東京大賞典は悪友と観戦していたのですが、その帰り道、「平成最後」だから平成で競馬を振り返ってみる?と話し始めることに。案の定といいますか、この条件設定だと広すぎるんですよね、脳裏に浮かんだ順に話し始めてグダグ…

ホープフルS&東京大賞典

どちらも本命が1着。これで気持ちよく年越しができます。 ホープフルSはやはり日曜に 毎年触れるのに飽きて、徐々に馴染んでいくのもどうかなぁと思いつつ。今年は文字にしておきましょうか。当日は仕事納めにあたっていまして、前日に十分な検討ができるは…

有馬記念

ブラストワンピースがようやくG1に届きました。 競馬場、ウインズだと返し馬が終わった後で、上位人気馬の返し馬VTRを流しています。これがブラストワンピース本命の決め手でした。大きなストライドで集中力があり、湿った馬場にバランスを取られる様子はな…

有馬記念前夜の見立て

なかなか予想がまとまりませんね。 週中に体調を崩していまして、土曜の競馬は大事を取って自宅で観戦。おかげさまで阪神カップを的中しましたので、お財布面は余裕をもって明日を迎えられます。…自宅観戦で予想した方が当たっている気もしていまして、何と…

朝日杯フューチュリティS

アドマイヤマーズがパワフルに押し切りました。 直線入口でデムーロがグランアレグリアに併せていった時点で観念いたしました。あちこちで語られているように、グランアレグリアが怯んだという表現が妥当と思っています。フィジカルな接触ではなく圧をかける…

阪神ジュベナイルフィリーズとロンジン香港国際競走

今年もあわただしい1日となりました。 当日はパークウインズ府中で観戦。ワンデーUMACA付き指定席を押さえて万全の体制を取ったつもりでした。どこかに書いてあったのかなぁ、ワンデーUMACAが香港のレースに使えないんですね。券売機でQRコードがエラーを出…

チャンピオンズカップ

ルヴァンスレーヴ、チャンピオン戴冠といえる快勝でした。 ルメールが砂のアーモンドアイと話したそうで、まさにレース振りはジャパンカップの4冠牝馬のそれでした。ツーターンのコースで内枠スタート、1コーナーまでに逃げ馬の後ろ、好位のインを取ってしま…

ジャパンカップ

アーモンドアイ、圧巻の世界レコードで4冠を達成いたしました。 府中のスタンド、少し上がったところで観戦していました。ゴールの瞬間からしばらく、端的な興奮と違う、独特な高揚感が場内に満ちていたように思っています。圧倒されてしまった感覚といいま…

エクイターフの後遺症についての仮説・補記

歴史的なレコードを計時したジャパンカップからこちら、高速馬場と競走馬の故障に関する議論が再燃しているようで。 研究結果も出ている話ではあるのですが、SNSの脊髄反射だとしたら、ある意味では多数の方に起こりやすいイメージの連関ではあるのでしょう…

エクイターフの後遺症についての仮説

ミッキーロケットは筋肉痛、マカヒキは十分な回復に至らないことから、それぞれジャパンカップ回避となりました。メンバーが減ってしまうのは残念ですね。 高いパフォーマンス、高時計ほど疲労が残るという仮説 時計のでやすいコンディションのエクイターフ…

サトノダイヤモンドは鞍上モレイラ

サトノダイヤモンド、ジャパンカップは既報通りモレイラで臨むことになりました。 キセキの復調とモレイラの身元引受の条件が重なったと推察 京都大賞典直後は川田でジャパンカップとの報がありました。これがモレイラに変わったのは、短期免許取得の報道が…

マイルチャンピオンシップ

ステルヴィオが最内枠を活かしました。 アエロリットが逃げない展開。無理に先頭に立たないという判断は十分あり得ると思っていましたし、その場合は緩ペース寄りになるのだろうともイメージしていました。結果、前半3ハロンは35.0。遅かったですね。土曜よ…

エリザベス女王杯

リスグラシューがついにG1に届きました。 ほぼクロコスミアのレースでしたね。レース直後は後続馬が楽をし過ぎてしまった印象が強かったのですが、ラップを見て少し改めました。逃げたパフォーマンス自体が素晴らしかったですね。3コーナーで緩めず、4コーナ…

JBC中央開催から派生した2テーマ

JBC開催の前後でごにょごにょと考えたことを書いておこうと思います。 1日複数のG1開催の継続可能性 中央で開催した今年のJBC、3競走合計の馬券売上は前年比430・3%の157億3086万8600円。430%って。。。来年の浦和開催で前年比を出すのがちょっとかわいそ…

JBC3競走

京都開催だった2018年、3競走とも面白い内容でした。 順番にさくっと振り返りますね。まずはJBCスプリントから。 JBCスプリント・公式レースラップ 12.1-10.6-11.0-11.6-12.1-13.0 マテラスカイの前傾ラップ 前半3ハロンはかなり突っ込んだラップ。2ハロン目…

天皇賞(秋)

レイデオロが古馬中距離路線をギュッとシメました。 菊花賞馬キセキの敢然とした逃げ。戦前は逃げ馬不在でスローペースが予見されていましたが、結果刻まれたペースはかなりタフなものとなりました。 レイデオロはこれを追走して1馬身以上の差を付けましたか…

サイレンススズカの天皇賞から20年

日付が変わってしまいましたが、あれから20年経つんですね。 日中、仕事の合間にTwitterを覗くとサイレンススズカの写真や回顧コメントが。ようやく11/1であることと、あの天皇賞秋から20年であることが脳内でつながった次第です。 先ほどまでRacing Viewer…

菊花賞

フィエールマンの切れが勝りました。そこまで誘導したルメールの集中力もまた勝りましたね。 2周目の向こう正面、馬群中団より前目の外に、ルメール、デムーロ、武豊が固まってポジショニングしていました。4コーナーで先行勢の外を回せる位置であり、仕掛け…

秋華賞

アーモンドアイ、3冠達成いたしました。素晴らしい末脚でした。 3、4コーナーの中間あたり、ミッキーチャームの手応えから逃げ切りあるかも?というもうひとつのわくわく感がプラスされました。その分直線の差し脚は鮮やかに見えましたね。 史上5頭目、メジ…

毎日王冠とマイルチャンピオンシップ南部杯

さくさくとリアルタイム観戦した2つのレースについて。 毎日王冠はアエロリット モレイラが逃げ切りを演出しました。目立った先行馬がいないメンバー構成。内からキセキとステファノスが張っていましたが、アエロリットに交わされてからは双方無理にポジショ…

レディスプレリュード

プリンシアコメータ、モレイラがぴったり残しました。やられた。 内枠を利してのニシノラピートの逃げ。向こう正面まではスローでしたが残り1200からのペースアップは2番手ディアマルコにつつかれたためと思われます。ただ3コーナーにかけてペースアップ、4…

京都大賞典

サトノダイヤモンド、久々の勝利でした。いいパフォーマンスでよかった。 残り600付近、サトノダイヤモンドの直後でマークしていたアルバート、サトノのトモに鼻面を並べるくらい近接したマークでしたが、これを振り切るように川田が外へ展開。加速しながら…

スプリンターズS

ファインニードル、春秋連覇成りました。 スタートから先行争いに加わったラブカンプーが2着、オーバーペース気味に逃げたワンスインナムーンが差のない6着。台風の接近もあり、渋った馬場コンディションでしたが、前半のラップは良馬場と言っていいそれ。上…

武豊4000勝達成

メイショウの勝負服で決めましたね。 台風が迫る土曜の阪神9R、芦屋川特別。前走芝替わりで勝ち上がったメイショウカズヒメは、外枠発走からスムーズに馬群の外を先行。重まで渋った馬場での先行策は、フレンチデピュティ×マンハッタンカフェのパワーブレン…

神戸新聞杯

ワグネリアンがライバルをねじ伏せました。 スローの切れ味勝負、というよりは逃げたメイショウテッコンがコンマ1秒まで粘っていますから、前が止まらない流れ。松山弘平のラップメイクに刮目、でもありますね。これを4コーナーで外に回しての差し切り。ダー…

ローズS

カンタービレがそれこそ「歌うように」トライアルを制しました。 道中はスロー、これを難なく好位追走して、残り3ハロンからの急加速。小気味いいピッチでしたねー。そのまま押し切ってのトライアル制覇となりました。フラワーカップとはまた別の勝ち方と見…

カクテル・ドゥラメンテ

慌ただしく平日の業務をこなしているうちに1週間経ってしまいました。先週飲んだカクテルの話を。 京王線府中駅から少しだけ新宿方面に歩くと、ホテルに併設した「CAFE&BAR Colt」に行き当たります。先週久しぶりに足を運ぶことができました。以前から競走馬…

ヨシダ、ウッドワードS勝利

アメリカダートG1を日本の馬が勝つ日が来るとは。 意外に早かった、という印象もある一方で、湿って脚抜きが比較的よくなった馬場コンディションでの差し切り。いかにも日本馬の初勝利にふさわしい展開だったかな、という感慨もございますね。 レース記事はJ…

手綱の長さの心象論

ここ2週ほど、手綱の長さにフォーカスした記事を立て続けに目にしています。 もちろん技術論を流麗につまびくことは叶いませんので、外野から思うことをつらつらと書こうと思います。確度はともかく、毎週観察しているとどうしてもいろいろ感じるところが増…

ジャックルマロワ賞

アルファセントーリ、強かったですね。 速報かつ詳報となると競馬ブックの観戦記がベストでしょうか。平松さんのかわらずのフットワークに感心しつつ、タイキシャトルの書籍は面白かったなぁなどと思い出しつつ。 その書籍、タイトルは『王者の蹄跡』、以下…