more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年 年末のご挨拶

2020年、最後の投稿になります。 コロナ禍の中での競馬 新型コロナウィルスの影響、4、5月の頃は競馬主要国の開催が軒並み止まり、どうなることかと思っていました。主催者を問わず、日本の競馬、改めてよく頑張ってくれたなと思っています。 即PATというイ…

第37回 ホープフルステークスと第66回 東京大賞典

昨年もこのパターンになっていましたが、2レースまとめて、書いておこうと思います。 ホープフルSはダノンザキッド 川田将雅がリードし切った、という印象です。 ひとつ外枠に先行するタイトルホルダー戸崎。ゲートをしっかり出し、主張しつつ引っ掛からない…

第65回 有馬記念

クロノジェネシス、史上11頭目のグランプリ連覇となりました。 4コーナーを馬なりで回ってくる勢いは、ああこれは勝ったなと思わせてくれました。プラス10kgの馬体は冬場であることを割り引いても、前走からのさらなる充実の証でしょう。そのパワーで残り100…

第72回 朝日杯フューチュリティS

グレナディアガーズ、レコードでG1を押し切りました。 シンプルなレース展開に見えていますが、この流れを好位追走したまま押し切れるあたりにグレナディアガーズの特徴があるのでしょう。 2020朝日杯フューチュリティS、直線半ばで先頭に立つグレナディアガ…

第72回 阪神ジュベナイルフィリーズ

ソダシが僅差で2歳チャンピオンとなりました。 先行集団で上手くストライドを詰めて追走した道中。クロフネのダイナミックなフォームにストライドを詰めて活きるイメージはあまりないのですが、力を温存しながらの追走ができていたように見えています。内枠…

第21回チャンピオンズカップ

チュウワウィザード、中央のダートG1初制覇となりました。 1コーナーまでの戸崎がしっかり仕事をしていました。スタートしてから何度か外をみる所作、クリソベリルがどのくらいスピードを乗せてくるのかを意識していましたね。 2020年チャンピオンズカップ、…

シンボリクリスエス死亡

21歳、蹄葉炎とのことです。 さすがにこの時期ですから、シンボリ牧場も見学中止。昨年種牡馬引退したのは認識していましたのでコロナ禍が落ち着いて再開するようなら、と思っていましたが。叶わぬ望みとなりました。 JRAのリリースはこちら。 www.jra.go.jp…

アーモンドアイの余韻

もう開催替わりの土曜を迎えていますが、まだまだアーモンドアイの余韻が残っています。 YouTubeの特別ダイジェスト映像 天皇賞秋の後も公開されていましたが、レース前後の舞台裏をまとめた映像。印象的だったのは装鞍所に向かう前のアーモンドアイ。以下の…

第40回 ジャパンカップ

アーモンドアイ、三冠馬2頭を抑え込んで、有終の美を飾りました。 記録に残る世紀の一戦であることは戦前から間違いありませんでしたが、これだけ鮮烈な、記憶に残る名レースになるとは。 ちょっとレース後からフワフワとした時間を過ごすことになりました。…

第37回 マイルチャンピオンシップ

グランアレグリア、短距離G1を年間3勝は史上初の快挙ですね。 スローを見越して先行策を取った結果、2番手ラウダシオンの直後。ひとつ外からアドマイヤマーズ、インディチャンプと順に被せられながら直線を向く形になりました。 4コーナーまでアドマイヤマー…

第45回 エリザベス女王杯

ラッキーライラック、4度目のG1は同一G1連覇となりました。 4コーナーで内へ覆いかぶせるように進出してくる姿に、強い馬は外枠も内目有利も関係ないなぁと思っておりました。自分はリアアメリア本命でイメージに近しいポジションを取りに行った川田によしよ…

三冠馬の三つ巴

語呂がいいですねー。三つ巴という響きは久しく聞いていない気がしますが、春先からイメージしていた理想のマッチメイク、ほんとうに実現するとは思いませんでした。素晴らしい。 JRA-VANもばっちりあおっておりました。 11/29(日)#ジャパンカップアーモンド…

第162回 天皇賞(秋)

アーモンドアイ、史上初のG1・8勝を達成しました。いやー強かった。 ゴール手前で再び右手前に切り替えての5完歩。クロノジェネシスとフィエールマンがせまってきたことがスイッチだったのか、ルメールの左鞭がスイッチだったのか、いずれにしてももうひと踏…

第81回 菊花賞

コントレイル、史上8頭目の3冠を達成いたしました。 直線はゴールまで目いっぱい、息を飲んで見守ることになりました。アリストテレス猛追。ルメールは残り150をフルパワーで走らせたそうです。さすがにダービーのように抜け出して遊ぶ場面は見られませんで…

第25回 秋華賞

デアリングタクト、無敗の牝馬3冠を達成しました。いやーすごかった。 4コーナー、パラスアテナ、ソフトフルートの捲り上げにオーマイダーリンが呼応、一気に2冠牝馬に被せていく流れになりました。これを真っ向受けての手前替え。ん?と思いましたね。リア…

第33回 マイルチャンピオンシップ南部杯

アルクトス、日本レコードでJpn1を獲りました。 速い馬場でしたね。当日は開催後半に雨模様。映像でもかなりの降雨の中、レースを迎えたことがわかります。ハロンごとのラップは発表されていませんが、公式発表から前後半は45.5-47.2。昨年が良馬場で45.7-48…

第71回 毎日王冠

サリオス、盤石の内容で秋緒戦をまとめました。 ダイワキャグニーがいい目標になったとはいえ、テン乗りのルメール、けっこう難しいペース判断を迫られていたようにも見えました。まして大柄の馬体がさらにパンプアップ、追い切り後の鞍上の言葉通り「ムキム…

第54回 スプリンターズS

グランアレグリア、鮮やかな追い込みでスプリントG1を制しました。 残り1ハロンからのコントラストは凄かったですね。逃げ馬が競り合ってバテた分、待機勢の追い込みが決まりやすい展開にはなりましたが、それにしても映えました。以下はちょうどラスト1ハロ…

第68回 神戸新聞杯

コントレイル、無事に秋緒戦を終えました。危なげなし、でしたね。 3~4コーナーで外から被せられたあたりは、コントレイル包囲網というべき見栄えでした。そりゃあ2冠馬が包まれて動けなければ他の馬にとっては上位進出できる可能性が上がりますからね。 20…

ゴールドジュニアを現地観戦

連休中に大井競馬に繰り出した話を。 久しぶりの競馬場でしたね。ダメもとでTCKのオンラインチケットサイトで抽選に応募。当選の文字を見たときはちょっと小躍りしてしまいました。 10月以降、段階的に入場人数を増やしていくようですが、9月中はかなり人数…

第38回 ローズS

リアアメリア、ようやく持っている力をレースで出せたという印象です。それが相当に大変なことなんですよね。 川田は1コーナーまでにかなり前々のポジションを取りにいき、その位置で折り合うことができていました。特にヤマニンプティバに前に入られてから…

クッション値についての雑感

この開催替わりからクッション値が発表になっています。 今週の競馬ブックでコジトモさんが解説記事を書かれていましたが、プレーンな情報はJRAサイトにも掲載されています。測定器具や測定方法も確認できますね。 www.jra.go.jp クッション値は5段階で表現 …

第56回 新潟記念

ブラヴァス、上がり勝負の接戦を制しました。 レース前から「まだ前後がバラバラという走り方で」というコメントが聞こえていましたが、勝利ジョッキーインタビューでも言われていましたね。 追い切りの手前替えにも不器用さを覚えていまして、七夕賞のよう…

第15回 キーンランドカップ

エイティーンガール、最後方からの追い込みで決めました。 坂井瑠星、ファインプレーですね。前走のUHB賞のロケットスタートから一転、スタートしてから意識的に下げるポジショニングを選びました。昨年もそうですが、開催後半の札幌はインが荒れる分外差し…

第56回 札幌記念

これしかない、というリードでノームコア横山典弘が決めました。 4コーナーは鮮やかでしたね。内ラチから離れて、遠心力に逆らわずに、視界をクリアにして直線を迎えるまでの曲線の何と美しいこと。2着ペルシアンナイトにもけん制の効いたタイミングですので…

アールスターと長岡禎仁

自分は抑えでしか買えなかったのですが、アールスター、見事なイン突きで小倉記念を制しました。 なによりテン乗りで重賞初制覇した長岡禎仁。お見事でしたね。週が明けて、いくつか気になる記事がありましたのでそれと合わせて長岡の回顧をしようと思います…

顕彰馬の選出基準についての私論

先の投稿の続きになりますね。顕彰馬の選出基準について、少し考えたところを書いておこうと思います。 投票に当たって考慮すべきディテールも尺度も明示なし? 選出基準にあたる表現とその条件、今年についてですね。以下、引用いたします。 中央競馬の発展…

キタサンブラック顕彰馬選出

2カ月以上前の話題ですが、夏季休暇でようやく時間が取れたので、というタイミングでの投稿です。 JRAの発表はこちら。 www.jra.go.jp 報道関係者の投票、今年は196名、1人最大4票までというルールで、196名中3/4以上の得票数をもって選出が決まります。今年…

グロリアス・グッドウッドにディープインパクト

ナッソーSはフランスオークス馬ファンシーブルーが制しました。 昨年の勝ち馬ディアドラが早めのスパートから失速していく中、ライアン・ムーアは徐々にインを締めて2着馬を外に回す好判断。しっかり脚を使い切っての勝利と見えました。強かったですね。ファ…

阪神開催の中京記念と「特殊な馬場」

阪神で代替開催となった2020年の中京記念は、最低人気のメイケイダイハードの差し切り勝ち。パドックで集中を欠いた様子からトレーナーは最下位も覚悟していたようですので、そりゃこちらもびっくりしますよね。 もう少しリラックスした前半だったらミッキー…