more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

第8回 紫苑SとエニフSとの符合

モリアーナ、後方一気で差し切りました。すごい脚でしたね。 先行勢が突っ込んだラップを作ったことも大きいのでしょうが、後方インで待機していたモリアーナがゴール前届くとは。レース運びもスタミナもしっかり示して、いわゆる勝ちパターンに持ち込んだの…

第59回 札幌記念

プログノーシス、強い勝ち方でした。本格化というより十分でない出来であのパフォーマンスかと驚いているばかりです。 ウインズで観ていたのですが、1コーナーでヒシイグアスのインにはいり、インからスルスルとポジションを上げて、3コーナーも外を回らず直…

第58回 関屋記念 と 第59回 小倉記念

パークウインズ府中、ゆるゆると夏競馬を堪能するにはよいロケーションです。だいぶ味を占めていますね。 府中競馬正門前に乗り入れる急行があれば完璧なのですが、府中の開催日以外は臨時停車しませんので府中駅から歩く形をとりました。お昼過ぎに到着、午…

ジャパンダートダービー総括(歴代結果一覧、レースラップ一覧)

今年で区切りになりますので、一覧をまとめつつ振り返ってみました。 まずはプレーンな歴代結果一覧から。ペースの表記はnetkeibaを参考にしつつ公式結果のレースラップから算出しています。 開催日 勝ち馬 騎手 タイム ペース 2着馬 3着馬 1999/7/8 オリオ…

第25回 ジャパンダートダービー

ミックファイア、印象的な末脚で南関3冠を制しました。 現地でも3、4コーナーでミトノオーが突き放しにかかったのは見て取れました。3コーナーで外に振られたミックファイアの手綱が動いていて、一方のユティタムも早めの追撃へ。このあたりはテンション上が…

第46回 帝王賞

メイショウハリオ、史上初の帝王賞連覇成りました。いいレースでしたね。 インから抜け出すクラウンプライド、外から差し込むメイショウハリオ、ワンテンポ遅れてなお末脚を伸ばしたテーオーケインズ。ダート戦線の番付に変化がないことを証明する直線の攻防…

第64回 宝塚記念

イクイノックス、現役最強そして世界最強を示す追い込み勝ちでした。 スタートを五分に出てホッとしつつ、プレッシャーを受けて後方に下がった時はかなり意気消沈モードになり、4コーナーでグーンと上がってきたときは一気にテンションがあがり、直線入口で…

アーモンドアイ顕彰馬選出と制度設計について

アーモンドアイ、今年は無事に選ばれましたね。 得票数96.6%、200/207票を集めての選出ですからちょっと強迫的な印象も覚えますが。牝馬三冠を含んでの歴代最多G1・9勝、これだけで「競走成績が特に優秀であると認められる」でよいですものね。 JRAの発表は…

第73回 安田記念

ソングライン、見事な連覇達成となりました。強かった。 直線目いっぱい使って末脚を伸ばし切りましたね。インで我慢したセリフォスも道中ひとつ後ろで待機していたシュネルマイスターも押さえてのゴールイン。道中のペースもポジションも受けに回って直線を…

英ダービーはオーギュストロダンが快勝

ディープインパクト最終世代から何と英ダービー馬が出てしまいました。日本に繁殖牝馬を送って種付けするところから、クールモアとバリードイルの挑戦はひとつの結実に至りました。しかし死してなおこの威光、まさにディープなインパクトですね。 JRAの発表…

第90回 東京優駿

タスティエーラ、アップダウンの激しい展開を制しました。サトノクラウンきましたねー。 スタートからダミアン・レーンは前々で運ぶことを意識していたようです。かなり勢いのついたシーズンリッチに外から被せられながらの1コーナー、ここで引くことはあり…

第84回 優駿牝馬

リバティアイランド、破格の強さで2冠を獲りました。凄かったですね。 ラスト1ハロンのひとり舞台。川田は今後を見据えて未知の距離をこなす中でしっかり伸び切れるかというテストをしていたようですが、傑出した能力を着差で証明する結果となりました。内馬…

第18回 ヴィクトリアマイル

ソングライン、インから差し切るとは。恐れ入りました。 直線外に出せない流れは先週のエエヤンとほぼ同じ運びだったんですけどね。Bコース替わりながら降雨でインが荒れていった土日。直線に向いてから有力馬が馬場のよい外へ流れていく中、外への進路をカ…

第28回 NHKマイルカップ

シャンパンカラー、見事な差し脚でした。 直線に向いてひと呼吸置くウチパクさんの姿が見えたときにひょっとして…と思いましたが、そのまま直線を押し切るとは。 直線大外へシンプルにぶん回したオオバンブルマイ、ソールオリエンスのリズムで「待てる」横山…

第167回 天皇賞(春)

ジャスティンパレス、完勝でした。 最内枠から中団をキープ。出入りの多いペースをやり過ごしながら2周目の1、2コーナーで馬群の外へ切り返しました。その結果、先行勢のアクシデントもきれいに避けながら外目から直線へ。溜めていたディープインパクトと負…

第83回 皐月賞

ソールオリエンス、重馬場の厳しいラップを豪快に追い込みました。 出負け気味にスタートで置かれたのを見て、このまま圏外かなと思っておりました。4コーナー手前で膨れる所作をターフビジョンで確認したときも同様。前走同様の未成熟な手前替えがでたかと…

第83回 桜花賞

リバティアイランド、めちゃめちゃ強かったですね。 圧倒的な差し脚でした。もう言葉はいらない感じですね。通常の桜花賞でしたらコナコーストとペリファーニアで決まっていたことでしょう。 上がり32.9は掲示板に載った他の4頭と1秒以上の差。ほぼ最後方か…

海外競馬への羨望や焦燥について

珍しい記事を見つけました。www.jairs.jp ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのサイトでは以前から海外の競馬記事をピックアップし翻訳して投稿しているのですが、上記はその中にあったひとつですね。 有料ですが、以下が元の記事です。 www.raci…

第67回 大阪杯

ジャックドール、武豊の見事なリードでG1戴冠成りました。 ノースザワールドの接近を交わしながら先頭で1コーナーへ。スタートからあまり無理をせずに先手を取れていましたから、この時点でかなり武豊の逃げが決まる予感がしておりました。 けん制の効いたラ…

2023 Dubai World Cup meeting

今年も素晴らしい快挙を目の当たりにできました。凄かったですね。 昨年が史上最多の22頭でしたが、今年はそれを上回る26頭。ドバイワールドカップミーティングは日本vs世界といっていいくらい大挙しての日本調教馬参戦となりました。そして素晴らしい結果。…

第53回 高松宮記念

ファストフォース、ついにG1に届きました。 3、4コーナーをおっつけながら追走しているように見えていましたが、直線アグリのインを突いてからの脚色は力強かったですねー。やむを得ずという進路取りなのかなとも思ってみていたのですが、どうやら団野にとっ…

追悼ハーツクライ

週中に残念なニュースが舞い込んできました。22歳、起立不能での死亡とのことです。 2000年代前半に生まれている名馬は20歳前後になる頃。同期のキングカメハメハ、ディープインパクトも亡くなっていますし、そろそろそういう時期なのかと仕事中に思いを巡ら…

2023 Saudi Cup Day

今年もサウジアラビアで日本馬が躍動しました。パンサラッサの快挙がありますから、昨年を上回ったと言うべきでしょうね。深夜に大興奮でした。 グリーンチャンネルWebが中継を無料放送にしていましたので、パソコンをテレビにつないでの自宅観戦。ばっちり…

第40回 フェブラリーS

レモンポップ、見事にG1に届きました。テン乗りの坂井瑠星がきっちりエスコートしましたね。 直線に向いて1頭だけ馬なりで唸っている姿はしびれましたねー。ドライスタウトの進路にしっかり外から蓋をしていることも、追い込み馬が外から脚を使っていること…

エフフォーリア引退

京都記念の競走中止からこちら、心房細動の再発の可能性や種付けシーズンに間に合うスケジュール感も含めて、引退の判断に至った模様です。 JRAの発表はこちら。 www.jra.go.jp 競走成績はJBIS-Searchから。 www.jbis.or.jp 京都記念がラストラン 阪神内回り…

第57回 共同通信杯と第116回 京都記念

どちらも本命がバッチリ的中、府中にいたのですが気持ちのいい現地観戦となりました。 共同通信杯はファントムシーフ これまでの差し競馬から一転して、2番手から直線を押し切りました。お見事でしたねー。今後を見据えた戦略にファントムシーフがしっかり応…

次走予定と鞍上決定とに一喜一憂

週中はいろいろ情報量が多かった印象、TLを見るたびにだいぶ一喜一憂していましたね。根岸Sの1、2着の情報が立て続けに舞い込んできたのはなかなかの衝撃でした。 ちょっと気まぐれが生じてしまいました、Twitterで確認した情報を時系列で書き並べてみます。…

第37回 根岸Sと第72回 川崎記念

遅くなってしまいましたがダートでいいレースが続いていますので、気になったところを言葉にしておきます。 根岸Sはレモンポップ 強かったですねー。直線に向いてから登坂までの馬なりは強さの証と思いながら見守っていました。現地観戦でよかったですね。あ…

川田将雅、初リーディングに寄せて

遅ればせながら。騎手大賞での初リーディングとなりました、とうとう獲りましたね。おめでとうございます。 netkeibaのコラム 以前からnetkeibaではしっかり踏み込んだ自身の解説コラムを読むことができていましたが、リーディング直後に公開されたコラムも…

年度代表馬はイクイノックス

思ったより大差で決まりましたね。2022年度はイクイノックスでした。 公式発表はこちら。 www.jra.go.jp やはり有馬記念の結果が印象深いのでしょう。かたや凱旋門賞帰りのタイトルホルダーと、先を見越したローテーションの中でのイクイノックス。直接対決…