more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

第58回 関屋記念 と 第59回 小倉記念

パークウインズ府中、ゆるゆると夏競馬を堪能するにはよいロケーションです。だいぶ味を占めていますね。

 

府中競馬正門前に乗り入れる急行があれば完璧なのですが、府中の開催日以外は臨時停車しませんので府中駅から歩く形をとりました。お昼過ぎに到着、午後の競馬をのんびり観ることにしました。

 

駅ビルにて京王のパン屋さんで総菜パンとパックのミルクティーを購入。どうしても競馬場内で開いている店舗は少ないですからね。でも指定席の手続きをした際に場内飲食で利用できる200円OFFのチケットをいただきまして。事前にわかっていれば組み立ても変わったんですけどね。指定席エリアはしっかり冷房が効いていますので、ホットコーヒーを買い足しました。

 

2重賞とも内枠かつインで立ち回った馬の勝利。開幕週のきれいな馬場コンディションを深追いする先行馬がいなければ、距離ロスがない馬が有利ですよね。どうして裏を読んでしまったんでしょう。。。

小倉記念でカテドラルやヴァンケドミンゴを買っているあたりに勘違いとも過剰な色気ともいえる深読みが見て取れますね。関屋記念はアナザーリリックを狙っていましたし。…こちらは外枠以前にゲートに突進してしまいましたから別問題ともいえそうですが。

 

ただ、スタート後手から積極的にポジションを求めたエヒト川田将雅と、好スタートからポジションを求めずに直線に向いてもディヴィーナとロータスランドの背後で進路とタイミングを窺う戸崎圭太と。それぞれがとても「らしい」、好対照なリードがみられたと思っています。

 

小倉記念で気になったのはマリアエレーナ。追い切りもよく見えましたが、うーん、鞍上のセーフティなコース取りが裏目に出たという印象があります。1コーナーまでに最内を捨てて前方をクリアにする外目を選択。そのインを勝ったエヒトに譲った格好になっていますからね。

進路取りのスムーズさだけでは勝てない、というのは当事者がよくよく骨身にしみているのでしょうが、相手へのけん制になる進路なのかという視点が松山にはもうひとつ不足しているように感じてしまいました。素直な性格と表現するだけでは、というキャリアだと思いますしね。。。

あとはスタッドリー。坂井瑠星が「勝ち負けするにはもうひと伸び」とコメントしていますが、4コーナーでかなり吹かしていたせいか直線入口があまりスムーズな動きにみえず。ひとつ前の博多Sダンテスヴューでは4コーナーで待ってのイン突きが上手くいっていましたので、もろもろの差異は受け取りつつ勝ち負けを別にして、少し対照的にみえたところです。

 

関屋記念は自分が反省すべき点が明確。セルバーグ単騎逃げからの3、4コーナーで緩む展開という想定をしていませんでした。。。いやいや想定すべきなんですけどね。もう少し各馬がけん制して前半がなだらかな(ラップ間の差が少ない)レースラップになると思っていたんですよね。

以下が今年のレースラップ。

12.4-10.8-11.3-12.0-11.8-11.1-11.1-11.6

対してロータスランドが勝った昨年のレースラップ。

12.7-11.0-11.3-11.6-11.5-11.4-11.2-12.0

これだと3、4コーナー後方→直線外差しはスポイルされてしまう展開でしょう。ピンク帽で3着したラインベックも前半から前目のポジションを取っていますしね。

ですのでスポイルされる展開のなかで32.8で無理繰り(という印象なのです)差し込んできたメイショウシンタケはどこかで嵌る場面があるかもしれません。狙いすまして買えるといいですね。

 

さて、最後に。

最終を待たずにパークウインズを離れたのですが、天気雨ともつかない豪雨。東府中のホームで乗り換え待ちをしている最中には通過する急行が雨をはじいて、ホーム内に肌理の粗いミストを振りまいていました。いやー避けようもなく濡れましたね。

台風7号はどうやら関西の方に進路を向けていますが、東側にあたる関東は週明けにかけて雨の影響を受ける模様。うだるような暑さと不安定な雨雲と。体調にも安全にも気を付けないといけないですね。