メイショウハリオ、史上初の帝王賞連覇成りました。いいレースでしたね。
インから抜け出すクラウンプライド、外から差し込むメイショウハリオ、ワンテンポ遅れてなお末脚を伸ばしたテーオーケインズ。ダート戦線の番付に変化がないことを証明する直線の攻防。見ごたえたっぷりでした。
公式レースラップ
12.0-10.9-12.2-13.0-12.3-12.2-12.5-12.9-11.7-12.2
昨年のレースラップも一応。
12.5-11.2-12.5-13.7-12.6-11.4-12.0-13.0-12.0-12.4
昨年は向こう正面でクリンチャー森泰斗がオーヴェルニュに競りかけてペースが上がっているんですよね。これが末脚のスタミナ勝負につながりましたので再現性の低いレース展開という認識でいました。それが引っかかっていてメイショウハリオの連覇にむむ?と思っていたんですけどね。
馬場は乾いていてかなり砂埃が舞う状態。水を撒いたほうが、と端的に思っておりました。翌日の条件戦1000mで57.7のレコードがでるくらい、スピードも担保されるコンディションと理解していました。
プロミストウォリアがハナ、そのひとつ外枠のライトウォーリアが付かず離れずの2番手。戦前の予想通り、これで緩いペースはなくなりましたね。
3コーナー入口でプロミストウォリア、クラウンプライド、テーオーケインズの縦列。プロミストウォリアが頑張れる分、その後ろの2頭は進路を確保してスピードにのせるタイミングが難しかったように見えています。
外枠から外々をまわっていたハギノアレグリアスが3コーナー過ぎから積極的に進出。有力馬のひとつ後ろで構えていたメイショウハリオは、それを追うように4コーナーで加速、ノットゥルノの外から被せるように直線を向きました。
上位3頭のなかで一番加速がスムーズだったのがメイショウハリオだったと思います。息の長い末脚を今年も活かすことができました。
クラウンプライドは1コーナーの入りでごちゃついたのが少しもったいない印象。テン乗りでなければ違っていたかもしれません。ただサウジ→ドバイと転戦した後の帰国初戦ですから、陣営の調整は見事なものだったと思います。
本命にしたハギノアレグリアスは3、4コーナーでスムーズにスピードにのせ過ぎたかな。あそこから押し切れたらダート戦線の評価はガラッと変わっていたでしょうね。一方ノットゥルノはハギノとメイショウに進路を塞がれたところで戦意を失ったように見えています。ちょっと心配かもです。
さて、当日は会社の後輩をともなっての現地観戦でした。ウマ娘からはいっての初トゥインクル、どうやら好印象だったようでよかったです。パドックでかなり近距離でユウガ・カワダを連写されておりました。
そうそう、レース観戦時、周囲にはレース前からトーンの上がっている方が多かったので最後の直線はだいぶ興奮度もデシベルも高かったんですよね。それも含めて雰囲気は堪能できたようです。まぁ、あの3頭雁行はヤバいですよね。
…そういえば自分も久しぶりだなと過去の投稿を追ってみたところ、現地観戦は一昨年の東京大賞典以来のようです。当時は事前の入場券購入が必要でしたから、それに比べれば行きやすくなりましたね。
コロナについては夏の蔓延が懸念されていますが、規制が強まる方向に向かわないことを願っています。