more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ディアドラ、ナッソーS制覇

グロリアス・グッドウッドから快挙の報が届きました。素晴らしい。 インから強襲 JRAの発表はこちら。 www.jra.go.jp フランキー騎乗のメダーイーが逃げ、英愛1000ギニー馬ハモーサがムーアを鞍上に2番手をキープ。残り1000mの急カーブ後、直前にいたチャン…

キングジョージ6世&クイーンエリザベスS

エネイブル、強かったですねー。 各所の公式Twitterアカウントに「incredible」の文字が躍っています。説明するよりはまず映像を観るのが一番というレースでしょう。 www.youtube.com そしてゴール前を別アングルで。 Simply incredible! pic.twitter.com/GG…

ジャパンダートダービー

クリソベリル、盤石のG1制覇でした。 レース前半はヒカリオーソの単騎逃げ。大外の高知優駿馬ナンヨーオボロヅキは逃げて実績を出していますが、クリソベリルが外に張ったことで先頭を窺うことができませんでした。どうやら川田は馬群から離して折り合いをつ…

キングカメハメハ種牡馬引退

セレクトセール1日目終了の夜に速報がはいりました。キングカメハメハ種牡馬引退。 今年の種付けを中止していたのは既報ですので突然のニュースという印象ではなかったのですが、そりゃあびっくりはします。セレクトセール2日目、ラストクロップとなる当歳の…

『平成競走馬進化論』と『優駿』の鼎談から

立て続けにチェックしたのでまとめて。 『平成競走馬進化論』は良質な企画 こちらはグリーンチャンネルの番組名。いい企画ですねー。コジトモさんが研究員となって、平成の間に「日本の競走馬が進化したのか」or「ホースマンの技術が進化したのか」を検証す…

禁止薬物混入への改善策について

JRAから調査結果と改善策が公表されました。 www.jra.go.jp テオブロミンの混入自体はカカオの粉塵が原因とのこと。同じ建屋の別ラインで粉砕作業をしていたものが混入したようです。事件性がないことがはっきりしたのはよかったですね。 流通してしまった原…

帝王賞

オメガパフュームの見事な差し切りでした。ここもレーンでしたね。 完全にワンテンポ出遅れたスタート。初の大井G1での後方待機ですから、道中どのくらいの確信をもってポジションをキープしていたのでしょうね。 気持ちが昂り気味なインティ、1番枠でできる…

宝塚記念

リスグラシューが2番手から押し切りました。1コーナーで「そのまま!」と思っていたことはまず最初に白状しておきますw 8回。数えました。スタートから1コーナーまでにレーンが内を見るために首を振った回数です。キセキが押して押して先頭に立つ姿、有力ど…

ロイヤルアスコット2019

先ほどブルーポイントがダイヤモンドジュビリーSを勝利、キングススタンドSとのDoubleを達成しました。はい、主にTwitterでの観戦です。 網羅的に書くと大変ですので、気になったところをさらっと書いておきたいと思いますね。 ロイヤルアスコット開催の対照…

禁止薬物テオブロミンにより150頭以上が競走除外

なるべく冷静に、なるべくシンプルに状況を整理しておきたいと思います。 「禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬」が競走除外 6/15、JRAの発表で「禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬」を競走除外とする発表がありました。…

安田記念

インディチャンプが完璧にレースを運びました。 福永の追い切り後のインタビューは秀逸だったと思っています。いつもコメント長めですけどね、一部文字にしましょう。 意識的に前目につけるとあまりよくないのかな、とは正直思っています。 今の高速馬場に対…

ダービー

ロジャーバローズがダービーレコードで押し切りました。 1000m通過タイムでどよめくスタンド。リオンリオンの思い切った逃げはさすがに前傾が過ぎていましたが、ロジャーバローズのフットワークは力まず緩まず、程よいストライドで走っているように見えまし…

オークス

ラヴズオンリーユーが無敗でG1戴冠となりました。 4コーナー付近はインから立ち回るウィクトーリアを中心に観ていたので、前が蓋で番手を下げたかなという横目でチラリな確認でした。ラヴズオンリーユー、実際に公式の通過順は9-8-10-10。馬群の外目を追走し…

ヴィクトリアマイル

ノームコアの差し切り、日本レコードでの決着でした。ダミアン・レーンの好判断が光りましたね。 3コーナー手前から、前にラッキーライラック、内にレッドオルガ、外にカンタービレと、レーン包囲網といっていいようなぎっちりとした隊列。レーンが上手かっ…

NHKマイルカップ

アドマイヤマーズ、G1馬の力を示しました。 終始外々を回る判断にしたデムーロ。コーナー通過順は6-7ですが、先行馬群のいちばん外。スタートは少し遅れた格好でしたが、その後は一貫してポジションを上げ続ける攻めの騎乗を貫きました。ラストの脚色に信頼…

かしわ記念

ゴールドドリームのクレバーな差し切りでした。 向こう正面でひと呼吸置くルメール。パワーの要る馬場で残り800mからのペースアップは粘り切れないタイミングだったでしょう。ここではないと判断したルメールの勝ちでした。こうしたカウンター的な差しは得意…

日本競馬の「国際化」を可能な限り言語化してみる(4)

前回の投稿までで、ステークホルダーによる「国際化」という言葉の受け取り方の違いと、国際交流と国際基準への適合という「国際化」の2つの側面について私見を述べてまいりました。 日本競馬の「国際化」を可能な限り言語化してみる(1) - more than a SCORE…

天皇賞(春)

フィエールマンが直線のマッチレースを制しました。 1周目のスタンド前、2コーナー、3コーナーと徐々にポジションを上げていくルメール。フィエールマンの走力や折り合いの良さが前提になるのはもちろんですが、この徐々に上がっていくというプランを事前に…

皐月賞

サートゥルナーリアまず1冠、ですね。 スタートからほぼ予想通りのポジショニングとスパートのタイミングだったでしょうか。個人的にはもうひとつ前のポジションを求めるかなと思っていましたが、2ハロン目のラップを考えると納得。ヴェロックスの直後を取れ…

アーモンドアイ凱旋門賞見送り

1つのレースの1次登録を見送るのに書面で公開コメントがでるのは珍しいと言えるでしょうか。 シルクホースクラブの発表 以下のお知らせにて確認しました。 www.silkhorseclub.jp PDFファイルのタイトルは「凱旋門賞登録の見送りについて」。一字一句の分析に…

桜花賞

グランアレグリアのワンサイドゲームになりました。強かった。 4コーナーを待たずに先頭を窺うペースアップをした時点で観念いたしました。サウジアラビアロイヤルカップで示したレース後半のハイラップ。あのイメージが重なりましたからね。 3コーナーまで…

東京スプリント

キタサンミカヅキが逃げるヒロシゲゴールドをきっちり捉えました。 不良馬場のなか、ヒロシゲゴールド武豊は結構なペースで前半をとばしていました。ひとつ前のレースの印象から、個人的には先行した馬が残りやすい傾向を見て取っていましたが、僅差3着まで…

大阪杯

アルアインがきれいにペースに受けました。 改めてレース映像を観てみると、1コーナーまでのアルアインが実にストレスなく進められていましたね。リアルタイムではブラストワンピースの進路ばかり観ていましたので、コントラストが大きいなぁと、改めて。 こ…

追悼ウオッカ

不器用な名牝。改めて捉えなおしたウオッカには「不器用」という言葉がよく馴染んでおります。 訃報から2日。ようやく言葉にする時間と空間を得ました。どうしても日常に紛れながら書くつもりにはなれなかったんですよね。 どのような症状であったかはこちら…

2019ドバイワールドカップデー

何はともあれ、アーモンドアイがメイダンで結果を残しました。まずはこれですね。よかった。 JRAの結果ページはこちら。 www.jra.go.jp Emirates Racing Authorityのサイトでも結果を見ることができます。 emiratesracing.com おぅ。。。Dubai Racing Clubの…

高松宮記念

ミスターメロディがひとつ抜け出しました。 好スタートから少し促して好位をキープ。内枠と相まってベストなポジションを確保できました。前後でガチャガチャした流れを直線までじっとやり過ごして、粘るセイウンコウセイのインから抜け出しました。着差が着…

金鯱賞

ダノンプレミアム、再び軌道に乗せる勝利、といっていいですよね。 左回りの2ターンで1枠1番。ダービーとの符合は結果的によいお膳立てとなりました。事前はエアウィンザーの連勝に注目が集まるムードでしたが、直線の決め手はこちらが上回りました。鮮やか…

日本競馬の「国際化」を可能な限り言語化してみる(3)

前回の投稿では、ステークホルダーごとに国際化のメリットが異なるだろうという整理を試みました。今回は視点を変えて、国際化という言葉の中身を、少なくとも以下の2つの側面に分けて捉えた方がよいのでは、という議論を試してみたいと思います。 国際交流 …

弥生賞

メイショウテンゲンの差し切りでした。 速いタイムが計時された前日のオーシャンSから一転、日中の雨で重まで悪化した馬場コンディションとなりました。 重馬場の弥生賞はヴィクトワールピサ以来。過去の弥生賞のイメージからはちょっと意外に思えたのですが…

コパノキッキングと藤田菜七子、初G1チャレンジ

初G1は後方一気で5着、掲示板に乗せるという結果でした。率直にナイスパフォーマンスだったと思っています。すごかったですね。 配慮の効いたオーナーシップ 事前にオーナーがインタビューを受けていまして、コパノキッキングと菜七子の相性について語ってい…