more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

春の東京開催初日

皐月賞週までの中山ロング開催が終わって、春競馬の舞台は東京競馬場に移動。抽選で入場券が当たりましたので、開催初日の土曜日は現地観戦となりました。

 

驚いたのは京王線のダイヤ。東府中に特急が止まりましたよ。コロナ前の競馬開催日は東府中に急行や特急が臨時停車していたんですよね。府中競馬正門前へ向かう乗換駅ですのでここで止まってくれない時期は各駅を選ぶか府中駅まで急行でいくか、まぁまぁ不自由な選択になっておりました。自分は府中駅から歩くルートを選択していましたが、どうしても少し遠回りでしたからね。

おそらくコロナ以降、初めての臨時ダイヤ再開ではないでしょうか。それだけ競馬場への来場者を絞っていたということでしょう。そう考えるとだいぶ日常が戻ってきたなと。少し感慨深いです。10万人で迎えるダービーはまだ先でしょうが、このペースで収束といいいますか、コロナが特別な感染症でなくなっていくとよいですね。

 

昼過ぎに到着。来場者プレゼントでふわりとE賞を当てつつ、腹ごしらえのためにお店探し。競馬場限定の文字にやられてC&Cのコロッケカレー(コロッケめっちゃ大きいです)をパクパクいただきながら東京の傾向を確認。

木曜夜から金曜朝にかけてまとまった雨が降っていましたが、その影響というよりシャッタリングが上手く機能しているのかな、芝コースは速い上がりを必要としつつも力のある先行馬がしっかり残れるという印象。3ハロンを目いっぱい伸び切れる末脚も必要という認識でした。

カレーを食べていたときの分析ではないですが、10R晩春Sのサトノアイがいい例かと思っています、あの位置から33.4を使って前を捉えられていないですからね。先行馬に余力があると後ろからは厳しいかな。どこかでもう一度狙いたい馬です。

 

そうそう、馬券のコピーサービス。高松宮記念のナランフレグ、がんばれ馬券を持っていましたのでコピーしてから換金したのですが、コピーの用紙がちょっと豪華になっていました。お値段はそのまま1枚10円でしたが、少し大きめの用紙になり馬券サイズに切り取り可能、厚みも増して紙質もよくなっていました。

先日ウインズでコピーした時は従来の紙だったのでその点を質問したのですが、窓口の方は他場や各ウインズの状況は把握していなかった様子。とりあえず東京競馬場のコピーサービスはアップデートされているということで。心得ました。

 

メインの前に競馬博物館へ。顕彰馬の絵画を書かれている長瀬智之さんの展示がちょうど開催初日。よかったですね。撮影OKでしたので最初の展示である「Five crown horses」を。シンザンシンボリルドルフディープインパクトの競演です。

競馬博物館の『名馬たちの肖像』展より、「Five crown horses」。

春の東京開催中は展示が続くようですので(8月末までのようですね)、是非生でご覧いただけると。お勧めです。

www.bajibunka.jrao.ne.jp

同時にオグリキャップの展示もありました。展示品のなかに「シンデレラグレイ」のコミックがあった通り、「ウマ娘」で競馬を知った方がルーツに関心を持った場合に最適な内容と思います。当時のレース後のジョッキーコメントなども面白く確認いたしました。

個人的にはニュージーランドトロフィーストライドに圧倒させられるんですよね。リアルタイムで観戦していたら相当ワクワクしながら1年を過ごしていたんだろうと思っています。

 

福島牝馬はルビーカサブランカとアナザーリリックを重く取っての予想。武豊をもってしてもという出遅れと、クリノプレミアムの脚力を軽く見積もった分外してしまいました。

しかし何よりパドック~返し馬を肉眼で確認して予想できるのはよかった。予想の精度は脇に置くとして手応えが違います。

その府中メインのオアシスSは馬体の出来と返し馬の脚捌きをみてサンダーブリッツをピックアップ。1番人気クロパラントゥが粘り切れないイメージと合わせてサンダーブリッツ本命。ビシッと的中できてよかったです。

直線半ばでコラルノクターンと併せて伸びてきた時は「そのまま!(馬連30倍越え!)」と心の中で期待値をあげていましたが、アドマイヤルプスが何とかインを捌いて差し込んできましたね。どちらも買い目にはいっていましたので結果オーライかな。

 

最後に。どうやらNHKマイルカップ週から入場人数をグッと増やす模様。感染対策との両立は続きますが、生観戦に勝るものはないですからね。

実は所用で(半分仕事で)金曜に仙台にいっておりまして、取って返しての土曜の府中参戦でした。相当な移動距離ですがこうした動きがある程度気兼ねなく取れるようになっているのは感染対策だけではなく社会の許容範囲も広がっているということと受け止めています。

何より、楽しかったですね。競馬博物館からパドックまでですとほぼ東京のスタンドを端から端まで歩くわけですが、途中で優駿をひと足早く手に入れたり、暑いしモカフロートしちゃおうと寄り道をしてみたり、あわただしく移動しながらも充実感の方が大きく。すっかりいい歳になっていますが、相も変わらず競馬が楽しいのは有難いことです。