ノットゥルノ、雨の残る良馬場を押し切りました。
リコーヴィクターが積極策。主張が中途半端になったペイシャエスの鼻先をかすめて先頭へ。ひとつ内枠のコマンドラインもそれを追随しての先行策。ノットゥルノはこれらの動きを大外枠からじっくり見ながらポジションを決めていました。このポジショニングの柔軟さを活かすには最高のジョッキーが乗っていますものね。
公式レースラップはこちら。
12.2-11.3-12.0-12.8-12.8-12.4-12.7-13.2-12.2-13.0
昨年は中盤がぐっと緩んだ分キャッスルトップの粘り込みが効いていましたが、今年のラスト1ハロン13.0は消耗戦の様相。
上位入線馬は、水の浮いた馬場で滑らないように上から押さえつけるような脚の運び方、その分ストライドが伸びきらないように見えています。こうなるとセーフティリードを取ってしまったほうが有利。こうした判断も織り込んでの4角先頭だったと見ています。
武豊はこれで4度目のジャパンダートダービー制覇。うち3回が日本ダービーとのWダービー制覇というのは新鮮な驚き。そうだったかしら。
ソラで言えるかなと思い出してみたらいけましたね。「タニノギムレット、ゴールドアリュール」「ディープインパクト、カネヒキリ」、そして「ドウデュース、ノットゥルノ」。
…このうち半分が金子オーナーの勝負服というのは、やはり強く印象に残りますね。どうやらこの勝負服でのG1(Jpn1)制覇はディープインパクト以来とのこと。…もっと勝っている印象ですけどね。
ノットゥルノ以外はすべて現地観戦でした。コロナ後で入場制限がある中での現地観戦はなかなか難しさを感じていまして。当日の入場券はあるものの確保できるものなのかどうか、確実なら業務も調整するんですけどね。指定席は取れませんでしたし。
というわけで予想もラフな形になりました。枠順をみてまずノットゥルノと思っていましたが、コマンドラインの未知の可能性に寄せすぎた分馬券は外れ。ユニコーンSをもう少し信頼すればよかったですね。
ジャパンダートダービーは再来年から形を変えて秋に移設される予定。現行の開催は来年が最後ですから、来年は現地観戦にこだわろうと思っています。