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1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

ダービーの外枠とトラックバイアス

日付変わってダービー前日になりました。

 

平日の業務を終えまして、過去のダービーの映像や追い切り後のインタビューを順番になぞりつつ、内枠各馬のスタートはどうだったかなどと過去のレースをチェック。時間がどんどん過ぎていきますが、充実感がございます。多幸感といってもいいでしょうね。

YouTubeJRA公式チャンネルで過去のダービーは間断なくおさらいできます。

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エクイターフの恩恵を最初に受けたのはディープブリランテでしょうか。超早仕掛けのトーセンホマレボシが3着に残るあたりにもその影響を強く感じたのを覚えていますが、何よりそれ以降の7、8枠の苦しいこと。

 

平成以降、8枠からダービーを制したのはトウカイテイオーナリタブライアンサニーブライアンジャングルポケットワグネリアンですがエクイターフ以降はワグネリアンのみ。過去10年で馬券圏内はアドミラブルの3着と2頭のみ。。。外枠はかなり苦しいですね。

 

今年は皐月賞1~4着がそのまま「4強」という評価を得ていますが、4頭とも外目の枠を引いてしまいました。ダノンベルーガ12番、ドウデュース13番、ジオグリフ15番、そしてイクイノックス18番。逃げ宣言のデシエルトまで14番ですから、極端な枠順になったという印象です。

 

4強の位置関係だけでいえば、ダノンベルーガがジオグリフと並走するところ、イクイノックスが1コーナーまでにどれだけダッシュを利かせるか、というイメージ。ルメールは後方外を避けるが故の先行策で臨むでしょう。

一方ドウデュースも鞍上の特徴がでる策になりそうです。皐月賞でスタートダッシュを求めなかったことが、今回の待機策を予見させます。枠の並びからもスタートでスピードを乗せていくメリットがあまりないように思っていますが、しかし待機策となると勝ち切れる展開になるかが少し怪しくなるイメージももっています。

 

土日のトラックバイアスを見てようやく、具体的なイメージが湧いてくることになるのでしょう。そのあたりは福永が追い切り後のインタビューで触れていました。

レース当日のポイントは?という質問に対しての回答ですが、もはやジオグリフについてではなく、近年の芝レース全般についての総論になっていましたので、以下、RacingViewerの映像から該当箇所を文字起こししてみました。

うーん、やはりトラックバイアスがどういった形になっているかってことが、そこをどう味方にできるのか、そこは重要な部分だと思います

先週でいうと外差しでしたし、土曜日と日曜日でも変わったりするんですよね

今年のG1を見ても、高松宮記念では内の馬場が荒れてるけど伸びるという馬場で、そこを通った馬が勝ちましたし、皐月賞なんかは、まぁ、僕ジオグリフが通った位置、内枠が不利に働くようなトラックバイアスでしたし

近年のG1はそこを味方につけられないと、なかなかこう、力だけで押し切るということは難しくなってきている

先週が外差しだったから今週も外差しだよねという単純なものではないし、けっこう、日替わりで傾向が変わったりしますので、そこはやっぱり直前までしっかり見極めて最適な場所を走らせる、というところが重要になるのかなと、個人的には思っています

 

東京地方、金曜朝にまとまった雨と強風がありましたが、都心では昼には止んでいました。いまの府中の馬場ですから、土曜の早いタイミングで良馬場に回復してくるでしょう。

そして日曜は30度超えという予報。Cコース替わりですからインの先行が有利なバイアスが端的に想像できますが、どうなるでしょうね。

 

いつものように当日まで悩んでいるのでしょうが、堪能しているとイコールですのでね。現地観戦しますのでまず体調には気を付けてまいりたいと思います。

 

あ、最後に。JRA公式チャンネルの過去のダービー映像、調子に乗ってディープインパクトまで観てしまったのですが、トラックバイアスとかポジションの有利不利とか、だいぶお構いなしの5馬身差でした。思わず見入ってしまったわけですが、あのイメージが残っていると予想が雑になりそうですね。圧倒的だったなぁと振り返った次第です。