more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

レース後

第90回 東京優駿

タスティエーラ、アップダウンの激しい展開を制しました。サトノクラウンきましたねー。 スタートからダミアン・レーンは前々で運ぶことを意識していたようです。かなり勢いのついたシーズンリッチに外から被せられながらの1コーナー、ここで引くことはあり…

第84回 優駿牝馬

リバティアイランド、破格の強さで2冠を獲りました。凄かったですね。 ラスト1ハロンのひとり舞台。川田は今後を見据えて未知の距離をこなす中でしっかり伸び切れるかというテストをしていたようですが、傑出した能力を着差で証明する結果となりました。内馬…

第18回 ヴィクトリアマイル

ソングライン、インから差し切るとは。恐れ入りました。 直線外に出せない流れは先週のエエヤンとほぼ同じ運びだったんですけどね。Bコース替わりながら降雨でインが荒れていった土日。直線に向いてから有力馬が馬場のよい外へ流れていく中、外への進路をカ…

第28回 NHKマイルカップ

シャンパンカラー、見事な差し脚でした。 直線に向いてひと呼吸置くウチパクさんの姿が見えたときにひょっとして…と思いましたが、そのまま直線を押し切るとは。 直線大外へシンプルにぶん回したオオバンブルマイ、ソールオリエンスのリズムで「待てる」横山…

第167回 天皇賞(春)

ジャスティンパレス、完勝でした。 最内枠から中団をキープ。出入りの多いペースをやり過ごしながら2周目の1、2コーナーで馬群の外へ切り返しました。その結果、先行勢のアクシデントもきれいに避けながら外目から直線へ。溜めていたディープインパクトと負…

第83回 皐月賞

ソールオリエンス、重馬場の厳しいラップを豪快に追い込みました。 出負け気味にスタートで置かれたのを見て、このまま圏外かなと思っておりました。4コーナー手前で膨れる所作をターフビジョンで確認したときも同様。前走同様の未成熟な手前替えがでたかと…

第83回 桜花賞

リバティアイランド、めちゃめちゃ強かったですね。 圧倒的な差し脚でした。もう言葉はいらない感じですね。通常の桜花賞でしたらコナコーストとペリファーニアで決まっていたことでしょう。 上がり32.9は掲示板に載った他の4頭と1秒以上の差。ほぼ最後方か…

第67回 大阪杯

ジャックドール、武豊の見事なリードでG1戴冠成りました。 ノースザワールドの接近を交わしながら先頭で1コーナーへ。スタートからあまり無理をせずに先手を取れていましたから、この時点でかなり武豊の逃げが決まる予感がしておりました。 けん制の効いたラ…

2023 Dubai World Cup meeting

今年も素晴らしい快挙を目の当たりにできました。凄かったですね。 昨年が史上最多の22頭でしたが、今年はそれを上回る26頭。ドバイワールドカップミーティングは日本vs世界といっていいくらい大挙しての日本調教馬参戦となりました。そして素晴らしい結果。…

第53回 高松宮記念

ファストフォース、ついにG1に届きました。 3、4コーナーをおっつけながら追走しているように見えていましたが、直線アグリのインを突いてからの脚色は力強かったですねー。やむを得ずという進路取りなのかなとも思ってみていたのですが、どうやら団野にとっ…

2023 Saudi Cup Day

今年もサウジアラビアで日本馬が躍動しました。パンサラッサの快挙がありますから、昨年を上回ったと言うべきでしょうね。深夜に大興奮でした。 グリーンチャンネルWebが中継を無料放送にしていましたので、パソコンをテレビにつないでの自宅観戦。ばっちり…

第40回 フェブラリーS

レモンポップ、見事にG1に届きました。テン乗りの坂井瑠星がきっちりエスコートしましたね。 直線に向いて1頭だけ馬なりで唸っている姿はしびれましたねー。ドライスタウトの進路にしっかり外から蓋をしていることも、追い込み馬が外から脚を使っていること…

第57回 共同通信杯と第116回 京都記念

どちらも本命がバッチリ的中、府中にいたのですが気持ちのいい現地観戦となりました。 共同通信杯はファントムシーフ これまでの差し競馬から一転して、2番手から直線を押し切りました。お見事でしたねー。今後を見据えた戦略にファントムシーフがしっかり応…

第37回 根岸Sと第72回 川崎記念

遅くなってしまいましたがダートでいいレースが続いていますので、気になったところを言葉にしておきます。 根岸Sはレモンポップ 強かったですねー。直線に向いてから登坂までの馬なりは強さの証と思いながら見守っていました。現地観戦でよかったですね。あ…

第39回 ホープフルS と第68回 東京大賞典

どちらのG1も特殊な展開になった印象です。その中で勝ち馬はそれぞれの強さを示していました。 ホープフルSはドゥラエレーデ 横山典弘トップナイフのレースになりました。ペースを握るだけの逃げ馬がいないなと思っていましたが、こういうときのノリさんです…

第67回 有馬記念

イクイノックス、完勝でした。 4コーナー、カッコよかったですね。懸命に手綱を押す1列インのエフフォーリア、大外を捲ってきたボルドグフーシュ、これらを背負って手ごたえ抜群の馬なり。 ちょうど馬場の色が変わるコース、ギリギリ芝のよいところなのでし…

第74回 朝日杯フューチュリティS

ドルチェモア、坂井瑠星の見事なリードに応えました。 抜群のスタートから外枠の馬をけん制するように先頭で流し、2ハロン目からは抑えにかかって、3コーナー手前でオールパルフェを前に迎え入れてからは無理なくギアを落として番手追走に切り替えました。 …

第74回 阪神ジュベナイルフィリーズ

リバティアイランド、理想的なレース展開で戴冠となりました。 サンティーテソーロが作り出したハイペース。ポジションを取って追走する力が求められたようですね。リバティアイランドはスタート後に6枠の2頭にプレッシャーをかけられていましたが下げ過ぎず…

第23回 チャンピオンズカップ

ジュンライトボルト、パワーを要する馬場で切れ味を披露しました。 直線に向いても進路がない中、手綱を手繰りながらひとつひとつ外へ展開。オーヴェルニュ、シャマル、テーオーケインズと前にいる馬を変えながら、ノットゥルノが下がったスペースに進路を見…

第42回 ジャパンカップ

ヴェラアズール、タイトで上がり勝負の厳しいレースを制しました。 直線にはいってすぐ、いったん外にハンドルを切るも諦めて内へ戻るムーアの所作が確認できます。スローペース、末脚に劣る馬から脱落していく展開になりましたので、直線入口ではほとんどの…

第39回 マイルチャンピオンシップ

セリフォスの追い込み一閃、G1に届きました。 序盤で位置取りを下げたときに「これで圏外かな」と思っていたんですけどね、直線の伸びは際立って見えました。スロー寄りに展開して中団外から直線真ん中に展開できることが勝つ馬のポジショニングと読んでおり…

第47回 エリザベス女王杯

ジェラルディーナ、一気に戴冠。母仔でG1制覇となりました。 上位入線馬の馬番が示す通り(順に18、13、15、14、11)、当日の雨は内側の馬場をかなり掘り返していました。インから3列目より外を道中通れたかどうか、これが明暗を大きく分けたように思ってい…

第166回 天皇賞(秋)

イクイノックス、届きましたね。 珍しく内馬場での現地観戦だったのですが、3コーナー付近でのどよめきと4コーナーから直線にはいるにつれてそれがアップセットの期待と予感に変わる場内の雰囲気は確かに伝わってきました。6万人の歓声はいいものです。ター…

第83回 菊花賞

アスクビクターモア、最後の1冠を獲りました。 4コーナーで単独先頭に立った時は「差せる!」と思っていたんですけどね。皐月賞、ダービー、セントライト記念と着順をあげながら粘りこむ力を磨いていったと言うべきなのでしょう。ボルドグフーシュの猛追をギ…

第27回 秋華賞

スタニングローズが三冠阻止、坂井瑠星は初G1制覇となりました。 「1、2コーナーでアートハウスの後ろを取れた」、レース後鞍上のコメントはそのまま大きな勝因のひとつと受け取っております。内回りの阪神2000m、基本は内枠先行にアドバンテージがあります…

第101回 凱旋門賞

アルピニスタ、直前の大雨を克服しての戴冠となりました。 直線に向いて、タイトルホルダーまだ先頭…と思った視線の先に、1頭だけ追い出しを待っている人馬が。うわーと感嘆の声があがってしまいました。その真横からヴァデニ、そして後方のアウトコースで距…

第56回 スプリンターズS

ジャンダルム、とうとうG1に手が届きました。 相当インバイアスの強い馬場コンディションではありましたが、それをきっちり味方につけるシンプルな先行策。荻野極からすればおおよそ想定内の展開だったのではないでしょうか。 それはスタートからの横の動き…

第68回 産経賞オールカマーと第70回 神戸新聞杯

ジェラルディーナ、母を思わせる快勝でした。 ジェンティルドンナの有馬記念も黒帽だったなぁ、と思いながらゴールシーンを眺めておりました。あの時も好位のインをきれいに立ち回っていましたね。 坂を上がってから突き放したあたりには単なる枠順の運だけ…

第76回 朝日杯セントライト記念と第40回 関西テレビ放送賞ローズS

ガイアフォース、競り合いを制しました。 アスクビクターモアの先行策をガイアフォースとローシャムパークが捉えることができるか、というのが事前の見立てでしたが、1~3着でしたから着眼点はおおよそ合っていたようです。 1コーナーまで、三者ともインから…

パシフィッククラシックはフライトラインの歴史的圧勝

フライトライン、凄かったですね。まずはレース映像をご覧くださいませ。もう観たほうが早いです。 www.youtube.com 前走G1メットマイルからこちら、2ハロンの距離延長をこなせるのかに注目が集まっていましたが、杞憂とはまさにこのことでした。 難なくクリ…