シャンパンカラー、見事な差し脚でした。
直線に向いてひと呼吸置くウチパクさんの姿が見えたときにひょっとして…と思いましたが、そのまま直線を押し切るとは。
直線大外へシンプルにぶん回したオオバンブルマイ、ソールオリエンスのリズムで「待てる」横山武史がウンブライルを2枠から外に持ち出して猛追しましたが、ウチパクさんの末脚の活かし方がひとつ勝りました。
ダービーの継続騎乗がいろいろ言われていますが、出遅れてからのリカバリーの程度や追い出すタイミングのフィット感、このあたりに継続騎乗の意味がしっかりでたものと思っています。
ベコニア賞のイメージから京成杯は距離適性とコース適性で予想から外し、NZTは馬場適性が合わないと思いつつドルチェモアとの組み合わせは持っている、というある意味評価のピントが合っている状態でした。
出来もよく見えており、東京マイル無敗というデータもはいっていたのにどうして外してしまったのでしょうね。。。
インが荒れ始めているはずという見立てから直線外に回せる(あるいは回す)後方待機馬を中心に狙おうと思っていました。正直シャンパンカラーの位置にナヴォーナがいるイメージだったんですけどね。馬券的には残念でした。
しかしドゥラメンテの多様性はホントに素晴らしい。改めて早逝が惜しまれますね。超惜しんでいた以前の投稿を貼っておきます。
公式レースラップ
12.4-10.6-11.3-12.0-12.1-12.0-11.5-11.9
当日は降雨で難しい馬場読みに
当日は朝から雨。それでも10Rにようやく?やや重発表に。9Rには同距離の湘南S、昨年のNHKマイルカップ3着のカワキタレブリーが追い込み勝ちを収めていましたが、上がりは34.1ときもち時計を要している印象でした。
排水性のよさを強烈に発揮しつつも、馬場は徐々に悪化していたという理解をしていました。10RメトロポリタンSはインコース寄りで接戦だったのですが、この一戦でインコースが少し伸びにくくなるのでは、という読みでG1の予想に臨んだ次第です。
前半は突っ込んだラップに
逃げると目されていた最内枠フロムダスクが出遅れ気味。巻き返して先頭に向かう間にシングザットソング、オールパルフェ、セッションが雁行体制。そこにフロムダスクが押して加わって、馬場からすればかなり突っ込んだラップをつくりだしました。
特にセッションは狙った縦横のポジショニングを取れたのか、ちょっと怪しい進め方に見えています。控えてもストロングポイントが活きないという目算もあったかもしれませんが、この速いスタートダッシュを深追いしてしまいました。
前進気勢強めのキャラですしね、それを踏まえた進め方に切り替えられたら、という感想をもちました。
雁行した各馬(外からユリーシャも押し上げてましたね)、いったん勢いをつけてしまいましたからね。早々にシングザットソングは手綱を引きましたが、2、3ハロン目のレースラップを追いかけた馬には厳しいレースになりました。
カルロヴェローチェとドルチェモアの評価を下げる
1番人気はカルロヴェローチェになりましたが、単勝最終オッズは5.7倍。人気が割れているというより確たる軸が見当たらないというオッズでしたね。
2頭とも、前走レース中の折り合いに難しい面を見せていました。混戦のなかで、かつ悪化傾向の馬場状態のなかで、このデメリットは大きく堪えるだろうと読んでいました。あとは自分なりの馬体と動きの見立てから、当日の馬場とはフィットしないだろうという読みも重なりましたね。
自分のマイナスの読みがより的中したのはカルロヴェローチェの方でしょうか。スタート直後のヨレからまもなく、案の定かかり始めてしまいました。
レーンは当初肩にこぶしを置いて普通にハンドリングしていましたが、かなり引っ張る形になってしまっていましたね。かかるのを抑えることでポジション確保は難しくなりますから、かなり早いタイミングで周囲を囲まれてしまう展開になってしまいました。
3コーナー少し手前で外にいたミシシッピテソーロが下げていったタイミング、レーンは目ざとく見つけて馬群の外に出そうと試みていますが、そこをブロックするのが川田将雅ですね。お見事です。これでカルロヴェローチェのスポイルがほぼ決まった格好になりました。
どちらも馬場と折り合いが敗因と理解していますが、ほどよい追走ペースがまだわからないままというが何ともですね。それがつかみにくい、ある意味の不器用さが露呈しているという点が予想から外した理由でした。G1ですからね。
本命ナヴォーナは道悪に対応できず
正直、展開ひとつで連対馬が変わりそうだなと思っていたのですが、馬場傾向から直線外に回せる後方待機組の中から人気のないナヴォーナを選びました。展開の盲点になるのは今回プラスに働くのではと色気を出した次第です。
いまの馬場をこなせれば、というエクスキューズつきでしたが、前半の追走でこちらの期待が過剰であることを察しました。最後方かぁ。だいぶ馬場が合わなかったようですね。
それでも上がりは上位3頭に次ぐ4番目の速さ。馬場が馬場ならもう少し高めのポジショニングができたかもしれませんが、まぁそういったリスク込みでもしかしたら…という本命視でしたからね。能力の高さは示してくれましたので、今後を楽しみにしたいと思います。
エエヤンはコース取りの問題で9着
パトロールビデオを見ながら、コース取りがよろしくないやん、というのが率直な感想。スタートから3コーナーまで外へ展開する意思はあまり見られず。とはいえイン突きに勝機をみているようにも見えず。
うーん、折り合いに不安があったこともあり、そもそもの選択肢が限られていたと考えるのがよいのか。結果的に直線で思いっきり前が詰まるもったいない展開になってしまいました。いやー厳しい。
馬連BOXで買っていたのですが、シャンパンカラーを消してエエヤンを加えていたんですよね。パドックも返し馬もよく見えたんですよねーやってしまいました。
最後に
まもなく京王杯というタイミングです。今週も土日は降雨、天気に恵まれませんね。ヴィクトリアマイルはアートハウスとメイケイエールの離脱を残念に思いつつも、好メンバーが揃いました。
ソダシとスターズオンアースの枠順が逆なら、どちらも能力全開の勝負になったかもしれませんね。Bコース替わりがありつつ、土日の雨のなかでどれくらいインが荒れてくるか。馬場の見極めの難しいG1になりそうです。
2頭の桜花賞馬に加え、サウンドビバーチェ、ソングライン、イズジョーノキセキ、ナムラクレアあたりを気にしているところですが正直まだ何とも。
変にイメージを作り過ぎず、当日の天候で柔軟に考えていきたいと思っています。スターズオンアースが普通にスタートを切れるという確信があれば全く迷わなかったんですけどね。