more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

ジャパンダートダービー

ルヴァンスレーヴが力を見せつけました。強かった。

 

当日、現場ではスタート直後に意図的に下げたことは見て取れました。ごちゃつくのを避けて、馬群のペースにお付き合いせず、外を回しても届くという作戦。それで本当に差し切りましたからね。力が違っていたという以外になく。強かったですねぇ。

公式レースラップ

12.5-11.8-12.8-12.9-12.6-13.1-12.6-12.5-12.2-12.8


当日の馬場読み

競馬場に到着したのがメインのパドックでしたので、それまでのレースは直接観ていない状況でした。ひとつふたつ前のレースラップを確認しつつ、返し馬を確認しつつ、「時計は出せるしひとハロンなら速いラップも計時されそうだがスピードの持続にはパワーを要する」馬場、という見立てに落ち着きました。長いですね。

 

悪友とは半年ぶり

パドックで久しぶりに悪友と合流。よく考えると半年ぶり、東京大賞典以来でした。お互い忙しかったすね。毎度のことながら近況報告そっちのけで、に馬場読みやら仕上がりやら、テーオーエナジーからカネヒキリ産駒のイメージやら、ガヤガヤとそれこそ「雑」な「談」義をぶちかましておりました。カネヒキリのシャーシだけ受け継いでもパンプアップしないといろいろ足りなくね?みたいな雑さ。ボディビルダーのポーズで「フジキセキ!」まで披露する40代♂はさすがにはしゃぎすぎですねw

 

本線はグレートタイムに

有力馬はいずれも逃げがベストというタイプではなく。活路を見出すためにテーオーエナジー岩田の逃げもあるかな、とイメージしていました。いくつか想定したパターンのひとつですが、結果として想定内になりましたね。

パドック~返し馬の見立てからルヴァンスレーヴとグレートタイムをピックアップ。ただしルヴァンスレーヴは馬群の内々で手こずる可能性を考慮、馬場の中央から切れ味を活かすならグレートタイム、という結論になりました。終わってみたら逆でしたね。。。

 

後方待機はデムーロの決め打ち

改めて映像を見直すと、スタート直後から手綱を引いているミルコの姿が。出たなりで決めるという所作には見えませんでした。ゲートが開く前から下げる前提で臨んでいたのでしょう。実力を信じた待機策、吉と出ましたね。後からみても結構な博打だったと思います。その分馬の強さが光りました。

秋はどうなる?

おそらくはチャンピオンズカップが目標になるのでしょうが、今回のような待機策では厳しい展開を迫られる可能性がありそうです。改めて馬群で立ち回る経験をどこかで課す必要があるかもしれません。…難なくこなしてしまいそうな気もしますけどね。

グレートタイムはなかなか厳しい競馬

スタートしてからルメールは外をチラチラ、ドンフォルティスを見つけるとロックオンしたようにその横へ誘導していきました。柔らかく左の手綱を開く所作は印象的。

ただし1、2コーナーを回ったあたりから手ごたえが少し怪しくなってきます。軽くプッシュし続ける鞍上、砂被りが原因のように見えていますが実際はどうだったでしょう。さらにそのドンフォルティス、斜め前方の位置関係がずっと変わらなかったオメガパフュームに蓋をされる形で馬群の外へは出すことができず。直線はインから末脚を使うことになりました。

やっぱりインの砂が少し深いように見えたんですよね。ルヴァンスレーヴと比較するのは酷ですが筋肉のパンプアップが、とくにトモの容積にはだいぶ差がありました。そのパワー差がクリスタルシルバーを交わすのに手こずる形を生んだように思っています。あ、いや、これはクリスタルシルバー的場文男を讃えるべきでしょうね。

こちらは秋、府中の軽いダートなら結果を出せるかな。元気ならレパードSという手もありますが、レース間隔がまぁまぁ詰まることと猛暑を考えると避けた方が賢明のように思います。まずは無事に。

オメガパフュームは川田の好リード

外枠スタートからきれいに内に寄せていきました。二の脚がつかないドンフォルティスの鼻先をかすめるようにインへ詰めていくコース取りはさすが。そのままグレートタイムを内に閉じ込める形もつくることになりました。想定内ならすばらしい限りですね。

直線の粘りは馬の地力そのもの。稍重での実績が多く、パワーを要するとしたらちょっと馬場適性と違うかも、と疑問符をつけてしまったのが反省点ですね。前半無理が少なかったことも大きいのでしょう。次走でしっかり賞金加算できれば、秋のG1戦線で楽しみが増えると思っています。

しかし、母父ゴールドアリュールとは。。。なんなく逃げ切ったあのジャパンダートダービーも現地観戦でした。隔世の感がございますね。


レース後の駄話

レース後は悪友と浜松町で中華を食しました。チャーハンが奇をてらわず美味でしたねー。お互い年齢的にもうひと踏ん張りする元気が要るよいろんな意味で、という謎トークをしつつw マテラスカイの超絶ラップを酒の肴にするよい時間。

だってねぇ、中京ダート1400はラストひとハロンがガクッと落ちても前が粘れるイメージ、なんて語り口は、なかなか平日の職場では響かないでしょうからねw


最後に

土曜のインディアトロフィー、距離は異なりますが、浜中の戦略はまさに上記のイメージだったと思われます。アイアンテーラーの逃げ切りはラスト1ハロンで1秒ラップが減速してのもの。お見事でしたね。

ひょっとしたら夏の間は投稿数が減るかもしれませんが、気になるレースはこうして短評的に書いておきたいなぁと思っているところです。競馬を観る時間以外に、仕事の調べものや、読んでおきたい本や、体力づくりに時間を割こうと思っているところでして。…結果的に投稿頻度は変わらないかもしれませんがw マイペースで進めていこうと思っています。

あ、酷暑には十分お気をつけて。馬も人も、健康が肝要ですので。