さて、あまり堪能できなかったダービーウィーク。あれこれとゆったりイメージをくゆらす時間は平日には取れませんでした。業務繁忙の分やむを得ないとはいえ残念ですね。
とはいえ、情報収集は脊髄反射のように行っていますので、各陣営のコメントから予想家の分析から、取捨をしつつシャワーのように浴びておりまして。こういう時間は楽しい限りですので、情報量がグッと増えるビッグレースの週中はその意味で充実感が大きいですね。
土曜のレースが終わった直後、現段階でのイメージを書き並べておきます。
枠順の妙
今年は(今年も?)大きいかもしれません。1、2番人気は対照的な枠に収まりました。
エフフォーリアはデータが後押しする1枠1番。対するサトノレイナスは勝ち馬がシリウスシンボリ(!)まで遡る8枠16番。国枝師は川上哲治の背番号を引き合いに出していましたが、リップサービスにしてもちょっと切れが悪かったかな。それだけ外枠は不利という認識なのでしょう。
以下は日刊競馬の集計、1992年以降の枠順別の成績です。明らかな内枠バイアスが見て取れます。
ただ今年は1992年に18頭立てになってから初のフルゲート割れ。出走取消が4回ありましたので17頭立てでの競走は実質5回目、というのはnetkeibaの島田さんのコラムできちんと触れられています。
個人的にはあらかじめ18番がいないダービーは初めて、という点にフォーカスしておきたく。それでいうとサトノレイナスは大外枠のひとつ内、例年でいう17番に相当する、というイメージで臨もうかなと思っています。近年ではワグネリアンの枠ですね。
いまのところの重みづけ
先の2頭はもちろん、毎日杯の1、2着シャフリヤールとグレートマジシャン、今期緒戦で青葉賞を制したワンダフルタウン、皐月賞後の充実感が見て取れるヨーホーレイクあたりは面白そうだなと感じています。週頭の立ち写真からですが、グラティアスも良化しているイメージですね。
ディープモンスターはもう少し膨らんできて欲しかったという印象、アドマイヤハダルは少し細化?ミルコが遅いラップで追い切った後、もう1本追加して負荷をかけたようで、陣営内で見立てが分かれているのだとしたらあまり好材料ではないように見えています。どちらも皐月賞で追い込む脚色は無視できないと思っていますけどね。
バスラットレオンの逃げ?
バスラットレオンはゲートは出ますが二の足がそこまで、というタイプと分析していまして、NZTも前後半の3ハロンは35.0-34.6と後傾ラップなんですよね。楽にハナに立てるメンバーだったことが窺えますので、大外枠から距離のない1コーナーまでにダッシュを効かせるのは、だいぶ前走と異なる資質が必要になるなと。藤岡佑介は逃げない選択も織り込んでいるかもしれません。
できるだけ負荷が少なく1コーナーを迎えたいであろうタイトルホルダー田辺などと、けん制し合う1コーナーになるなら、それなりにペースが落ち着くことが想像できます。
それを見ながら横山武史はどう立ち回るのか。外に馬がいない分、1コーナーまでの自由度だけでいうと、ルメールとサトノレイナスに分があるように思っています。
予想はこれから
…まだ、追い切りも見れていない状況ですから、このくらいにしておこうかな。立ち写真のサトノレイナス、第一印象はものすごくよかったので、それを信じることになるかもしれません。土曜の府中は外差し傾向でしたしね。
最後に
明日は現地観戦。昼過ぎに大気が不安定になるかも、という予報もありますが、おおむね雨の影響は考慮しなくて大丈夫でしょう。
2年分の思いと、チケットが取れなかった同僚や悪友の分も合わせて、堪能してこようと思います。人数分、モカソフトを堪能するという軽口を叩いてしまったのでどうしようかな。頑張ります(何をw)。