more than a SCORE

1996年から競馬を開始。20年続けてなお楽しんでいくための備忘録を兼ねた日記。

ゴールドジュニアを現地観戦

連休中に大井競馬に繰り出した話を。

久しぶりの競馬場でしたね。ダメもとでTCKのオンラインチケットサイトで抽選に応募。当選の文字を見たときはちょっと小躍りしてしまいました。

10月以降、段階的に入場人数を増やしていくようですが、9月中はかなり人数を抑えていました。指定席購入と東京都在住が入場の条件ですから少し厳しめ。まさか当たるとは。それもL-WINGの最前列ですからベストロケーションでした。

久しぶりに奥さま同伴で、退屈しないよう品川のエキナカに寄ってからというプランでまいりました。

当日は月曜祝日、JRAも開催していましたが(アニバーサリーデイでしたけどね)、セントライト記念を少し買う程度にして、ばっちり大井に時間を使いました。

場内の感染対策

無料バスがありませんでしたので(これは感染対策というより利用者が少ないからかな)、モノレールを利用しました。

モノレール側のゲートから入場。券売機の前付近にテーブルが用意されていて、そこで受付と検温、アルコール消毒。ふだんはさらりと通過するエリアですので、特殊なしつらえに物珍しさ満載になっておりました。入場してからパドックまでは変わらない景色でしたが、L-WING内は扉やエスカレータ付近にアルコールが設置。個数は充分という印象がありました。

指定席エリアの入場でも検温。手の甲へのスタンプがあったように記憶していますが、首からかける簡易的な通行証?を受け取りました。スタンプの使いまわしに配慮したとすれば納得ですね。

座席も二人掛けの片側のみを使用。馬場に向いて右側の席にはテープが貼られていて座れないようにしていました。いわゆるペアで当選しても席が離れる格好。少し声を張る必要があり会話はしにくいのですが、飛沫のことを考慮すれば抑止策としては妥当かなと思いました。ガンガン大声で話している人はいませんでしたしね。

券売機周辺はガイドポールで仕切られていまして、マークシートと鉛筆はその付近のテーブルに並べられていました。マークシートは種別ごとかつ数枚ずつで山を作っていまして、複数の人が同じ場所を触らないようにする工夫が行き届いている印象でした。こちらも意識して、余ったマークシートを戻すという動作はちゃんと避けるなど(これまではまぁまぁ意識せずにやっていた自分に気づきました)。

コロナ前よりむしろ快適

入場人数が限定されている分、動きやすかったですねー。パドックも間近で観れましたし、レースもスタンド前で観戦できましたし。制限があることより、ひとの動きを気にしながら移動しなくてよいのが快適さにつながったようです。贅沢な体験だったのかな。

営業していた飲食店は限られていまして、L-WING内で確認した限り、1階のカフェ、2階のおそば、3階の海鮮丼くらい。でも不便はありませんでした。海鮮丼おいしかったですね。

観戦メモ

5R、ロジフェーヴルの複勝を堅実に当てたところからスタート。6Rはフィデースを少し重めに捉えつつも馬連4頭BOXで、2着バイーア抜け。

7Rは自分にしては珍しく、1番人気のワイド1点を厚めに。ノーブルブリザードとラブアバンティ、2強のどちらを上位にとるかをギリギリまで悩んだのですが、ジョッキーの戦略が読み切れず。この後の資金を多少でもつくろうとワイドに切り替えました。森泰斗、逃げ切りましたね。

そうそう、ノーブルブリザードは父ディープブリランテ、母父ジェニュイン。一方のラブアバンティは父トーセンホマレボシ、母父フジキセキ。どちらも父同士、母父同士が同期ですよね。気づいた瞬間は最前列の指定席でわちゃわちゃしておりました。サンデーサイレンスのきつめのクロス。歴史の堆積に感慨深くなるあたりは当然、隣に座る奥さまにはピンと来るわけないですよね。

8Rは失敗しました。パドックに降りて勝ったボルンカズマに好感を覚えていたのですが、予想の段で評価を下げてしまい。1番人気の逃げ馬が向こう正面で絡まれるという展開があったにせよ、ここは仕留めておきたかったですね。ジャスタウェイの息の長さ、評価しておくべきでした。

9Rは楽しめましたね。断然の1番人気ウイニングメイビーに逆らいようがないかなと思いながら、2番人気リセットのひと工夫に期待してみました。胴長で不器用なシンボリクリスエス、スタートが苦手で待機策がつづいているタイプのようでしたが、少頭数の最内枠ですから出遅れのリカバーも比較的効くのではとイメージしました。

まさか逃げるとは思いませんでした。押し込まれないようにプッシュしていたら勢いがついてしまった、と見えています。直後にウイニングメイビーに控えられてしまったので1、2コーナーで観念していたのですが、直線で捕まってからの粘り込みが素晴らしく。結果は着差3/4での2着、これまでにないレース展開ですから善戦してくれたなと。

10Rは予想を控えて海鮮丼だったのですが、福原杏がどんなレースをするか、複勝だけ買いました。先行する森泰斗の1番人気がいましたので、騎乗したダイキンボシでどう差してくるかという期待だったのですが、上手く馬群を捌いてきましたね。好印象でした。

先日100勝した19歳、どうやら笹川翼より到達が早かったようです。今後も期待して見ていこうと思っています。

ゴールドジュニアはアランバローズ

メインは南関東の重賞に昇格したゴールドジュニアパドックと返し馬から、上位4頭はピックアップ。アランバローズとサウスワールドを重視しつつ、1番人気マカベウスは引き込みスタートの1400で大外枠、という条件を嫌って評価をさげました。

ここで最内枠のソウマトウが気になってしまったんですよね。色気がでてしまいまして、複勝を厚めに。奥さまは名前が引っ掛かったらしく、こちらも出遅れたら走馬灯ですな、などと雑な会話をしておりました。

案の定、出負けしてしまい向こう正面は最後方。奥さまがこちらを見ながらニヤニヤしていたのは言うまでもありませんね。走馬灯は、…見えなかったかな。

2番アランバローズの俊敏さと、1番ソウマトウの出負け。以下の画像ですとわかりやすいかなと。ソウマトウも条件一つで変わってきそうですけどね。

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2020年ゴールドジュニア、スタート直後

勝ったアランバローズは強さが目立つ逃げ切り。ジョッキーも実力に確信をもっていたようなペース配分と見えました。距離を延ばしてよいイメージはあまり湧きませんが、もう少し力を抜いた道中になるなら、マイルで楽しみな存在になりそうです。

最後に

中央競馬は引き続き無観客開催が続いています。個人的には10月から東京で始まる「GO TO」関連の動静を見極めてからでもよいのでは、と思っています。おそらく10月後半に感染者は増加傾向になってしまうのではないかなと。

ある程度の感染リスクを負いながら、経済活動を続けていく。ゼロリスクというのはもともと現実的な表現ではない認識ですが、より明確に意識しながらの生活がもうしばらく続きそうです。科学的な知見にアンテナを張りつつ、仮説は仮説として理解しておくスキルも問われますね。

予防策をとりながらの観戦、あたり前になるのでしょう。理解を深めながら馴染んでいきたいところです。